世界革命へ大挑戦 2016年の決意 世界戦争の危機を革命へ 国鉄闘争先頭に勝利開く 革共同関西地方委員会

週刊『前進』04頁(2715号03面02)(2016/01/18)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 世界戦争の危機を革命へ 国鉄闘争先頭に勝利開く
 革共同関西地方委員会


 年末年始にかけて、情勢は世界戦争に向かって急展開している。朝鮮侵略戦争阻止! 日韓労働者の連帯で闘おう! しかしそのことは、同時に革命情勢の圧倒的成熟でもある。資本主義による戦争、貧困、分断に対して、韓国・民主労総を先頭に全世界の労働者階級は猛然と怒りを爆発させて総決起している。「世界革命への大挑戦」に人生をかけて悔いのない時代が来た。青年労働者・学生を先頭に資本主義の打倒へ総決起しよう。関西地方委員会はその先頭に立ちます。
 「動労総連合を全国に」の闘いが、戦闘的労働者との共同の闘いとして大前進している。すべてのJR労働者から「こういう闘う労働組合が欲しかった」と歓呼の声で迎えられている。JR体制の大破綻が重大事故の続発として浮き彫りとなり、外注化・非正規職化への怒りが職場の内外で爆発している。この怒りを労働組合が結集して闘う時だ。
 JRをめぐる攻防は全産別、職場、地域をめぐる攻防の最先端だ。日帝資本は、外注化で社会丸ごとの民営化を強行し、労働者の総非正規職化を狙っている。労働者をバラバラに分断し、団結を解体して、資本の搾取・収奪を極限的に推し進めようとしている。
 だからこそ、動労総連合建設・国鉄決戦に6千万労働者の未来がかかっている。動労総連合にすべてのJR労働者・関連労働者を組織し、その力と路線で6千万労働者の総反撃を切り開こう。国鉄闘争全国運動と3労組共闘を指令塔として、日本労働運動の革命的発展期を生み出す時だ。
 国鉄闘争と階級的労働運動、国際連帯を武器に7月選挙決戦を断固として闘い抜き、プロレタリア革命勝利に向かっての労働者階級の総決起へと転じよう。
 昨年、全国水平同盟が圧倒的に登場し、関西・全国で闘いが大前進した。全国水平同盟は国鉄決戦が生み出し、国鉄決戦と結合して発展する労働者階級の団結と組織化の巨大な砦(とりで)だ。それは、部落解放闘争を労働者階級とは別のものとして組織し、分断を拡大してきた戦後解放運動を根底的にのりこえ、労働者階級の団結を革命に向かって組織する闘いだ。全国水平同盟は、労働者としての団結と徹底討論を通じて、資本・行政当局・警察権力・解放同盟本部派の弾圧と妨害を日々はね返して勝利してきている。
 重要なことは、動労千葉・動労水戸を先頭とした国鉄闘争と結合することで水平同盟の団結が強化され、発展していることだ。国鉄闘争で勝利してきた労働組合としての団結がすべての労働者を獲得する証しでもある。
 被曝労働拒否で原発再稼働攻撃と対決し、労働組合をよみがえらせて闘おう。朝鮮侵略戦争―世界戦争の超切迫情勢のもとで、伊方原発・高浜原発の再稼働攻撃が本格化している。高浜においては昨年末、国家総がかりで一気に「地元同意」と再稼働禁止仮処分決定取り消しまで突進してきた。一切の反対や疑問の声をあらかじめ圧殺する大反動攻撃だ。フクシマの怒りと労働者階級が結びつくことを断ち切り、フクシマの怒りそのものを解体しようとする許しがたい攻撃だ。
 その核心は労働組合をめぐる攻防にある。労働組合が被曝労働拒否の路線をもって闘えば、原発絶対反対の闘いをつぶすことはできなくなる。首長や議会、裁判所が総屈服しようとも、労働組合は地域住民の怒りの先頭で闘える存在だ。まさに闘いはこれからだ。フクシマの怒りと結びつき、また伊方・愛媛の闘いと結びついて、階級的団結を圧倒的に拡大して高浜原発再稼働絶対反対を闘おう。
 闘う労働者はプロレタリア革命に勝利する労働者の党=革共同に結集して闘おう。世界戦争の超切迫下で、あらゆる政治勢力が総翼賛・総転向を深めている。その先頭に立っているのが日本共産党だ。結党以来初めて国会開会式に出席した委員長・志位和夫は、記者会見で「天皇制を否定しているという誤解を解くため」とその理由を述べた。共産党は天皇制にも、そのもとで強行された戦争や治安弾圧に対しても闘ってこなかった、と開き直ったのだ。実際、共産党は第2次大戦と治安維持法弾圧―戦後革命圧殺の渦中にあって、闘う路線も綱領もなく茫然(ぼうぜん)自失であった。しかし、なぜ今、そのことを仰々しいパフォーマンスをもって強調するのか。共産党は、「労働者階級は国家権力には勝てない」と主張し、安倍の戦争攻撃と一体で労働者階級に襲いかかっているのだ。これこそが「国民連合政府」の本質であり、階級闘争を背後から血の海に沈めるスターリン主義の姿だ。
 ついに週2回発行体制となった『前進』でスターリン主義と闘い、党と労働組合の密接な結合をつくり出し、1千万労働者階級の中に網の目のような細胞をつくり出そう。
 現代には、プロレタリア革命に勝利する綱領と路線を持つ革命党=革共同がある。国鉄闘争を先頭に日本共産党スターリン主義を打倒し、プロレタリア革命に勝利しよう。
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