『前進』新年号を読んで 闘い、人、運動を組織する機関紙がここに 福島 椎名千恵子

週刊『前進』04頁(2715号04面04)(2016/01/18)


『前進』新年号を読んで
 闘い、人、運動を組織する機関紙がここに
 福島 椎名千恵子


 「世界革命への大挑戦」をアピールする『前進』新年特別号。
 福島の任から想定すると、自ずと2面の7月参院選候補予定者・鈴木たつおさんのインタビュー記事が肉薄する。歴史の決定的転換点となるこの闘いは「国際連帯とゼネストで戦争を止める」労働組合と改憲・戦争の安倍政権との勝負だと訴える。史実から論証し、闘いを展望していて目の前が明るくなる。「ロシアの労働者たちは、第1次大戦を革命でやめさせた。資本と協力しながら戦争反対を貫けるはずがない。ロシア革命の中で発見された真理だ」
 根底的な発言と戦闘性で昨年7〜9月の安保国会決戦を牽引(けんいん)し、労働者大衆に階級性を呼び起こした全学連が1・8面で自問自答する。「戦争と貧困」の社会状況の中で「戦争を止める団結をどうつくるのか?」「2003年の動労千葉のイラク侵略戦争反対ストライキと『戦争協力拒否宣言』から国際連帯闘争が始まったことが示すように、現場の闘いで労働者を信頼することが出発点」。革命的戦闘性が60年、70年、三里塚闘争を経て、しっかりと継承されていることに感銘する。縦の軸は揺るぎない。
 鈴木たつおさんの旗のもと、街頭で〝国会前決戦〟をつくれるかどうかだ。動労総連合を始めとする職場と、そして大学のゼネストの勢いを持ち込もう。
 闘いを、人を、運動を組織する機関紙『前進』がここにある。闘いが言葉を生み出し、その言葉に揺さぶられて闘いが萌芽する。『前進』を読み上げれば街頭に討議の場が生まれる。人の輪が増す。国会の外に国会を! 国会正門がこじ開けられるのは時間の問題だ。
 〝安倍は倒せる、戦争は止められる!〟。この意気を3・11反原発福島行動の今年のスローガンに織り込んだ。「変える力はここにある! 私たちが歴史を動かす!」。フクシマの怒りの総結集軸になるべく、地区党全体にこれまでにない覚悟がみなぎっている。プロレタリア革命の道が必然性をもって敷かれた。団結で渡り抜く。
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