世界革命へ大挑戦 2016年の決意 16年国鉄決戦に大勝利し世界革命への挑戦進める 革共同中四国地方委員会

週刊『前進』04頁(2717号03面03)(2016/01/25)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 16年国鉄決戦に大勝利し世界革命への挑戦進める
 革共同中四国地方委員会


 「ついに第3次世界戦争への導火線に火がついた」。1・1アピールは世界革命への大挑戦に打って出る立場から、現情勢をラジカルにつかんだ。そして、世界戦争を世界革命への根源的決着を求め、世界史はより一層の激しさで動き出した。
 大恐慌の全面的激化と米帝の大没落・世界支配の大崩壊のもとで、世界中が「火薬庫」となっている。それは第2次世界大戦前をもはるかに超える事態である。しかし他方で、労働者階級の怒りが無数のデモ、ストライキ、そしてゼネストとなって爆発し、さらに大きく発展していくのが、ロシア革命100年を前にした2016年である。スターリン主義が破産し、体制内労組幹部や諸政党もまったく力を失った中で、労働者階級はあらゆる分断攻撃を打ち破り、階級的怒りを根源的に解き放って、人間的共同性の全面的奪還まで闘いぬいていく。その先頭に国鉄決戦があり、民主労総ゼネストがある。
 今われわれに求められているのは、とことんラジカルであること、「過激」であることだ。それはISのような「絶望的テロリズム」とも「戦術的激しさ」とも無縁である。それはどこまでも自己解放を求める労働者階級を絶対的に無条件に信頼するマルクス主義をとことん貫き通すことである。労働者階級の団結のみに一切をかけきることである。プロレタリア革命のみが、労働者権力樹立、労働者階級の独裁、労働者自身による生産と社会の再組織化のみが、そして国際連帯こそが大恐慌―戦争と全矛盾を解決する道である。この真実を大衆的にラジカルに、1千万人に通じるように日常不断に宣伝・扇動すること、マルクス主義で「根本的に労働者階級の多数者を獲得すること」(レーニン)が求められている。その最大の武器こそ週2回発行となった機関紙『前進』である。そして、プロレタリア革命に向かって、自らの職場、地域に新自由主義と闘う階級的労働運動を組織し、党と労組拠点をつくり、ゼネストとソビエトを組織することである。その最短コース、最良の革命戦略こそが国鉄決戦であり、動労総連合の全国的建設である。
 昨年、中四国地方委員会は地区党の正面課題として動労西日本の組織拡大を据えきり、「国鉄決戦の党」への変革に次ぐ変革をかちとってきた。国鉄決戦を基軸に闘うことで、すべての闘いが産別や職場、戦線の枠を越えて新自由主義との闘い、その核心である外注化・非正規職化との闘い、被曝労働拒否の闘いとして路線的に鮮明に位置づけられた。動労総連合建設とともに自らの職場・地域にゼネスト拠点をつくり出す目的意識性、階級の指導部としての自覚、地区党の路線的団結が強まった。その中で合同労組建設の路線的前進をかちとり、いくつかの解雇撤回の勝利も実現した。新自由主義の破綻と矛盾が労働者に押しつけられている現実に対し、反合・運転保安闘争路線と労働の奪還論を深め、資本との絶対非和解の闘いに決起してきた。さらに権力のスパイ化攻撃を完全粉砕する勝利もかちとった。
 そして、新しい地区党の建設の前進、新しい党員の結集が次々と始まっている。これらは党の革命以来10年の中四国地方委員会の到達地平である。中四国地方委員会は、この到達地平を全面的に押し広げ、国鉄決戦と7月選挙決戦で安倍を打倒し、世界革命への大挑戦に向かって突き進む。
 2・14国鉄集会をはさむ春闘決戦過程、アベノミクスは大恐慌の全面激化にのまれて総瓦解(がかい)し、すべてが逆回転し大逆流していく。ペテン的「賃上げ」論議など完全に吹き飛び、大量解雇や大量倒産が問題となる情勢に一気に突入していくことになる。安倍はこの危機をも逆てこに「第2の分割・民営化」攻撃による労組解体と改憲・戦争へと突進していく。ここにおいて国鉄闘争が、4・9政治和解、6・30最高裁決定をものりこえて、「闘いはこれからだ」と屹立(きつりつ)していることは決定的だ。
 2・14集会は、大恐慌の全面激化のもとでの大量解雇情勢に対して、外注化・非正規職化・被曝労働に対して、そして改憲と戦争の攻撃に対して、絶対反対を貫く国鉄闘争の新たな歴史的出発の日だ。この集会は動労総連合を結集軸に、JRとJR関連、全産別、地域の正規・非正規の団結をつくり出す。さらに動労水戸、動労福島の被曝労働拒否の闘いと一体となり伊方原発再稼働阻止へ決起する愛媛県職労の闘いに全力で応え、中四国各地に闘う自治体労組拠点を建設する。郵政、教労、医療福祉など全産別に細胞、階級の指導部、マル青労同をつくり出す。
 米日韓の朝鮮侵略戦争=核戦争が切迫する中、民主労総との国際連帯も発展させてきたヒロシマの闘いはますます決定的となる。サミット粉砕・反戦ストの先頭に立つ広島大学学生自治会建設の闘いに勝利し、街頭での大党派闘争を制する学生・青年の大部隊を登場させよう。2・19徳島闘争に結集し、2016年星野同志奪還をもってロシア革命100年を迎えよう。
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