世界革命へ大挑戦 2016年の決意 地区党の強固な建設進め動労総連合北陸の結成へ 革共同北陸地方委員会

週刊『前進』04頁(2721号03面04)(2016/02/08)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 地区党の強固な建設進め動労総連合北陸の結成へ
 革共同北陸地方委員会


 「世界革命への大挑戦」へ、2016年は日帝・安倍を打倒し、プロレタリア革命に向かって突き進む大決戦の年となっている。年頭から韓国・民主労総のゼネスト、ライフサイクル粉砕を掲げた動労水戸のストライキが闘いぬかれた。そして、世界戦争が私たちの目の前で現実の問題になっている。世界は中東・ウクライナ・東アジア、とりわけ朝鮮半島有事=朝鮮侵略戦争をめぐって、第3次世界大戦の導火線に火がついた。戦争か革命かの二者択一が迫られる時代に完全に突入している。戦争に対する回答はただひとつ、労働者階級の団結とゼネストでありプロレタリア革命だ。北陸地方委員会はプロレタリア革命の勝利に向け、全国の同志と団結して2016年の激闘に次ぐ激闘を全力で闘う決意だ。
 2010年代中期階級決戦の勝利に向けて、2016年は国鉄決戦・動労総連合建設と労組拠点建設、学生自治会建設を全力でかちとろう。そして7月選挙決戦に総決起し、日帝・安倍政権との全面激突に勝利しよう。
 とりわけ、全国に動労総連合を建設することは6千万労働者階級の要請であり、それを通して1千万人とつながる大決戦だ。日本の新自由主義攻撃の先駆けである国鉄分割・民営化から29年、動労千葉、動労水戸を先頭として絶対反対で闘ってきたのが動労総連合だ。日帝は国鉄分割・民営化を強行することによって、戦後的な階級的力関係を暴力的にひっくり返し、改憲・戦争への道を切り開こうとした。
 新自由主義は、労働者階級を始め社会のあらゆる団結や共同性を徹底的に破壊し、バラバラに分断することを通して資本の利益を追求する。そのためには社会の崩壊、労働現場における安全崩壊、そして戦争すら辞さない。新自由主義は資本主義が行き着いた最も腐敗した社会だ。軽井沢でのスキーバス事故は新自由主義による虐殺だ。
 これに対して、動労総連合の外注化反対・非正規職撤廃の闘いは改憲・戦争国家化攻撃との闘いであると同時に、新自由主義によって奪われてきた団結と共同性をすべて奪還する闘いだ。絶対反対を貫くことは、革命の担い手である労働者階級に対する無限の信頼を土台にして職場に強固な団結をつくり、資本と非和解に闘うことだ。
 動労総連合の全国的建設は、日帝の基軸資本であるJRの中に「絶対反対の労働組合」をつくり出した。そして動労千葉の15年間にわたる外注化阻止・非正規職撤廃の闘いは今日、ついに千葉鉄道サービス(CTS)の非正規労働者を獲得し、正規と非正規の分断をのりこえて労働者がひとつに団結する無限の可能性を開示している。昨年7〜9月の安保国会決戦の爆発を切り開いた土台には、まぎれもなく動労総連合建設・国鉄決戦があった。職場で資本と非和解で闘うからこそ、戦争にも絶対反対で闘えるのだ。2010年4・9政治和解をのりこえ、昨年6・30の最高裁決定と闘ってきた動労千葉・動労水戸―動労総連合の闘いの地平は、ついにここまで到達した。
 1〜4月の最大の決戦は、2月の国鉄春闘集会において動労総連合・北陸の結成を宣言し、北陸に動労総連合の旗を打ち立てるために全力で闘うことだ。そのためにも、革命に向けた地区党の強固な建設を圧倒的に推し進めることである。プロレタリア革命の勝利は、党と労働組合の一体的建設を軸に闘うことで初めて実現される。労働者同志が地区党の指導部となり、あらゆる戦線の課題を地区党の正面課題に位置付け、拠点労組を建設するための飛躍が問われている。昨年は国鉄や郵政を始めさまざまな職場で闘いの挑戦を開始した。
 そうした闘いを通して地方委員会における路線論議が深化されている。「路線論議のできる地区党」への飛躍と変革がかちとられている。時代認識と路線をめぐっての論議の深化がかちとられている。それは、動労総連合を北陸に建設する闘いの第一歩であり、また動労総連合の建設へ向けて闘いぬくことで、革命に必要な党の団結と内容が生み出されている。その中で石川県委員会の前進がかちとられていることはまさに決定的である。
 また、昨年は北陸において初めて星野絵画展を開催し、地区党の団結した力で大成功をかちとった。星野闘争はあらゆる人びとを引き付ける力を持っている。「沖縄闘争を闘った星野」は、階級の魂をつかみ揺さぶる感動的な内容を持っている。今後もさらに北陸各地で絵画展を実現し、星野文昭同志を奪還する闘いに立つ決意だ。
 学生戦線は4月新歓を富山大学、金沢大学で闘い、5月沖縄闘争から伊勢志摩サミット粉砕へ最先頭に立って闘う。そして富山大学学生自治会再建へ向けて全力で闘う。
 最後に7月選挙闘争と『前進』週2回発行体制への移行は1千万人とつながる「労働者階級の新しい党」を建設する最大級の闘いだ。日本共産党スターリン主義などとの大党派闘争に勝ち抜き、青年労働者を始め、1千万と結びつく強固な党を建設するために、団結して闘おう。
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