団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2725号04面05)(2016/02/22)


団結ひろば 投稿コーナー

全員正規職にしろ!8人で団交やりぬく
 ふくしま合同労組 藤井千賀子

 障害者施設に愛育園分会を旗揚げして9カ月に入ったところです。低賃金、非正規、超過勤務、パワハラの横行する職場で、病休もとれず辞めていった同僚から、「私、悔しいです。組合でみんなの残業代を出させて下さい」とメールがきました。その他、パワハラで途中退職を余儀なくされた同僚からの声もあり、11月に団交の申し入れをしました。
 資本は引き延ばし作戦に出ましたが、5回の文書でのやりとりを経てついに2月2日、闘う仲間8人の結集(うち初参加1人)で断固やりきりました。病気で参加できなかった仲間からのメール「職場の人たちのために頑張って下さい」という思いを胸に刻み、参加者一人ひとりが階級的な怒りを資本に向けて爆発させました。「ごまかしは許さない。みんな正規職にしろ」との一点で追及しまくり、団交時間が終わってしまいました。即座に次の団交は2月中にやることを約束させ、この日は終わりました。
 その後の総括の場では感想が次々と出されました。「ここで勝利の酒を飲みたいなあ」「人の職場は何でも言えて楽しい」「まったくふざけた対応だ。俺なんて腹が立って仕方なかった」「当該にガンガン言ってもらおうと思っていたけど、がまんできず発言した」「すぐ隣の施設長に『数年かかってとりくんできて、そのザマですか? これからもまた数年かかって、とりくむってことですか?』なんて言っちゃったけど、気持ち良かった」などです。みんなの顔が生き生きとしていました。
 次の闘いに向け、さらなる団結を固めました。

「A2―B―C」上映し椎名さんの話を聞く
 広島 福井秀子

 2月11日に広島市内でNAZENヒロシマ結成4周年集会を開き、「A2―B―C」を上映し、福島の椎名千恵子さんの話を聞いた。
 私はNAZENヒロシマのスタッフとして、宣伝、チラシのポスティング、当日の会場での受付など準備・運営にかかわった。イアン・トーマス・アッシュ監督が「上映中止」を打ち破り「再上映」にこぎつけたので、ぜひ、多数の人に見てもらいたく、また、「上映中止」の理由の一つにもなった、登場人物の椎名千恵子さんからの真実の話を聞いてもらいたくて、力を入れた。
 映画を観るのは映画館を含めて今回で3回目だ。今回は日本語だけを聞いて集中したせいか、5年の月日を経ているのに、福島の状況は何も変わっていないし、画面の中の子どもたちを見捨ててはいけないとのメッセージが強く伝わった。「避難・保養・医療」を掲げて内部被曝・低線量被曝と向き合う闘いをしている「ふくしま共同診療所」が今あることの重要さと、その持つ力の大きさを確信し、保養運動をさらに拡大していかねばとの思いを強くした。
 参加者の中には、映画は見ていて椎名さんの話を聞くために来た人もいた。NHKでも取り上げたイアン監督はどんな人か知りたかった。
 そもそもイアン監督と椎名さんの出会いが偶然であり必然であったと。上映実行委員会のクレームで「上映禁止」になり、そのダメージが大きくて、「カメラを網棚に忘れて1週間気が付かなかった」----こうした弾圧をのりこえて再上映。地域でも「上映を」という声が上がっている。
 年28日の保養が原則。子どもたちの母親も労働者。育児休暇がとれれば保養に行ける。保養休暇を労働組合がかちとる。すごく明るい展望だ。

必ず無罪確定させる最高裁へ補充書提出
 迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団

 2月2日、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団(須賀武敏・十亀弘史・板垣宏)は、最高裁に5通目の上告趣意補充書を提出しました。
 補充書は、2013年に出された、差し戻し控訴審の逆転有罪判決(原判決)の決定的な誤りを明らかにしています。原判決が「証拠」と称しているメモの記載や転向者の供述が、逆に私たちの無実を証明しているとする内容です。
 補充書の提出に合わせて、被告団と「迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会」は、最高裁に対して怒りと闘志をみなぎらせて申し入れ行動を闘い抜きました。
 まず、3人の無実をあらためて明らかにした上で、「本件は戦争のための治安弾圧であり、最高裁は真実から目をそらすな」とする「申入書」を読み上げました。さらに被告団が口々に、「私たちは両事件に関与していない。デッチあげとそれに加担する裁判所に激しい怒りを感じる。無実を示す証拠を無視して『有罪』とする原判決を絶対に許さない」と渾身(こんしん)の怒りをたたきつけました。
 続けて、座覇光子さんが「3人と獄中の福嶋昌男さんは真実を貫くために闘っている。彼らの長い間の苦しみを裁判所はどう考えるのか」と糺(ただ)しました。さらに、かちとる会の2人が「無実なのに30年間被告席に縛り付けられていることほど理不尽なことはない。彼らの人生をこれ以上奪うことは許されない」と弾劾しました。
 いま私たちは、文字どおり決戦のときを迎えています。団結を広げて、2・20総決起集会の成功から3月の最高裁前行動に勝利し、必ず無罪を確定させます。戦争のための治安弾圧を粉砕し、安倍政権を打ち倒します。

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