2016年日誌 3月1日~7日 安倍「在任中に改憲」/米韓合同大演習が始まる

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週刊『前進』04頁(2731号03面04)(2016/03/14)


2016年日誌 3月1日~7日
 安倍「在任中に改憲」/米韓合同大演習が始まる


予算案通過、年度内に成立 2016年度予算案は1日の衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決され、参院に送られた。憲法の規定により予算案の年度内の成立が確定した。(1日)
首相、「3分の2が可能な項目から改憲」 安倍晋三首相は衆院予算委員会で、改憲で集団的自衛権行使を全面的に認める必要性に言及した。また改憲の発議について、「3分の2が可能となったもの(項目)から取り組んでいきたい」と語った。(1日)
米大統領選、スーパーチューズデー 米大統領選は共和党11州、民主党11州と米領サモアなどで予備選・党員集会を行った「スーパーチューズデー」で、共和党のトランプと民主党のクリントン前国務長官がともに7州で勝利した。(1日)
首相、「在任中に改憲」 安倍首相は参院予算委員会で、改憲について「在任中に成し遂げたい」と明言した。自民党総裁の任期は2018年9月まで。(2日)
安保理、北朝鮮制裁強化を決議 北朝鮮による4度目の核実験と弾道ミサイル発射実験を受け、国連安全保障理事会は、北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で採択。(2日)
志賀原発直下、「活断層と解釈」 原子力規制委員会の有識者会合は、北陸電力志賀原発(石川県)の1号機原子炉建屋直下にある断層を「活断層と解釈するのが合理的」とする結論をまとめた。(3日)
辺野古訴訟、「和解」 安倍首相は沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐる代執行訴訟で、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)が示した工事中止を含む和解案を受け入れると表明。沖縄県側も受け入れ、和解が成立。一方、首相は「辺野古が唯一の選択肢であるという国の考え方に変わりはない」と従来の方針を強調した。(4日)
トルコ最大手の新聞、政府支配下に エルドアン大統領への批判的論調で知られるトルコの最大手紙ザマンが裁判所の決定で接収、政府管理下に置かれた。同紙の支持者が本社前に集まり、政府の対応に抗議して警官隊と衝突した。(5日)
JR常磐線の全線開通「2020年春まで」目標 政府は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で一部区間が不通になっているJR常磐線について、20年春までに全線開通をめざす方針を決めた。一方、JR気仙沼線は鉄道復旧を断念することを沿線自治体が受け入れる方針。首相は現地を視察し、全線開通の時期を早急に示すよう国土交通相に指示したことを明らかにした。(5日)
北朝鮮、「先制攻撃」言及 米韓合同軍事演習を前に、北朝鮮外務省は「われわれの軍事対応は、すべて先制攻撃方式に転換される」などとした報道官談話を発表した。(6日)
米韓合同軍事演習始まる 米韓合同軍事演習が始まった。韓国軍約30万人、米軍約1万7千人が参加し、規模は史上最大とされる。演習は韓国各地で4月30日まで行われる。(7日)

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