動労福島はストに立つ 実行委員長/動労福島委員長 橋本光一さん

週刊『前進』02頁(2732号01面02)(2016/03/17)


動労福島はストに立つ
 実行委員長/動労福島委員長 橋本光一さん


 今年の3・11反原発福島行動は、ここに結集されたみなさんが戦争と原発再稼働、非正規職化と貧困の安倍政権を打ち倒す闘いです。
 安倍首相はこの福島を東京オリンピックまでに水素エネルギーの一大拠点にすると表明しました。政府は20年春までに常磐線を開通させる方針を決めました。
 このようなすさまじい復興キャンペーンにもけっして屈することのない福島の怒り、労働者、農民、漁民の怒りを束ねることができるのは、労働組合しかありません。
 反原発運動の発展のためには動労千葉や動労水戸のような社会変革を目指す労働組合との結びつきが絶対に必要です。昨年9月、動労水戸の魂を受け継いだ動労福島の旗を打ち立てました。動労福島はJRで働くすべての労働者の選択肢として意識されつつあります。
 反原発闘争と階級的労働運動が合流することで、原発再稼働をとめ安倍政権を打倒する展望は開けます。舞鶴や愛媛の労働組合が被曝労働拒否の実践を始めました。動労福島とふくしま合同労組が被曝労働絶対反対の闘いを組織していくことが、福島の労働運動を打ち立てていく具体的な水路です。
 私の働くJR郡山総合車両センターは、JR東日本の車両整備工場の中で最も扱う車両の種類が多い職場です。ここでJRによる外注化に伴う技術継承の崩壊と要員削減で、車両故障や不具合が増加し、その責任が現場に押しつけられています。現場労働者の不安、不満、悲しさ、怒りを解き放ち、労働者の誇りを取り戻すため、動労福島は3月24日にストライキに立ちます。
 「避難・保養・医療」を掲げる労働者市民のよりどころ、ふくしま共同診療所を守りぬこう。
 3・11から5年、私たちにさらなる飛躍と団結が求められています。それは反原発を掲げ闘う労働組合と動労総連合を全国につくることです。
 熱い志で心も体も暖めながら集会とデモをやりぬきましょう。
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