各地で国際婦人デー行動

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週刊『前進』04頁(2733号04面03)(2016/03/21)


各地で国際婦人デー行動


 3・8国際婦人デー行動が各地で闘われている。前号の東京・大阪・福岡に続いて広島、仙台からの報告です。(編集局)

広島
 討論で怒り解放
 医療・介護、非正規巡り

(写真 集会場から原爆ドーム前まで沿道の注目と声援を受けながらデモ【3月5日 広島市】)

 3・5広島行動は広島市幟会館で「安倍倒せ!戦争と貧困の世の中をひっくり返そう」「派遣法廃止!非正規・労働法改悪をうち破ろう」「医療・介護の崩壊に女性たちは怒りの声を上げよう!」を掲げ、職場からのアピール、グループ討論で、参加者42人の思いと怒りを解放しました。
 特別支援学校の教育労働者の司会で、動労西日本の岡崎昭夫組合員が連帯あいさつ。高陽第一診療所労組の私が基調のアピールを行いました。
 朝鮮侵略戦争への安倍の突進、第3次世界戦争の切迫。全世界で労組、女性労働者が革命を求め立ち上がっています。婦人民主クラブ全国協議会の地域の仲間づくりとして高陽第一診療所労組、動労千葉を支援する会が取り組み始めている「コーヒータイム」の学習会について報告しました。広島のグループホームで起きた転落事故で青年労働者に出された「保護責任者遺棄致死罪」の有罪判決に対し、職場で労働組合をつくり闘い始めていること、「日本死ね 」という女性、青年、非正規労働者の怒りを安倍倒せの力にするために国鉄新署名の取り組みを始めようと訴えました。
 続いて、医療・介護の現場女性労働者3人の報告、自宅で介護をしている家族の訴えがありました。グループ討論では、全員が討論に参加し、活気が満ちあふれました。
 この日結成された婦民合唱隊4人のリードでソリダリティを合唱して星野文昭さんとの連帯を誓い、京大スト弾圧と闘う全学連へのカンパアピールを行いました。
 福屋デパート派遣雇い止め解雇での労働委員会闘争の勝利、安芸太田町の学校統廃合反対運動の報告を受け、軍隊慰安婦問題「日韓合意」反対・朝鮮侵略戦争阻止の決議を採択。広島連帯ユニオンの森実智恵美さんが行動方針を提起し、集会後、原爆ドーム前まで解放的なデモをやり抜きました。
(高陽第一診療所労働組合 矢田三恵)

仙台
 福島からも訴え
 非正規女性の怒り次々

(写真 「非正規職と貧困の社会を変えよう」と街頭で訴えた後、集会へ【3月6日 仙台市】)

 3月6日、仙台市でのみやぎ行動は、昼に街頭リレートークを行い、集会会場は50人で一杯となった。昨年福祉職場で労働組合を立ち上げた合同労組分会書記長が報告した。3・11反原発福島行動の椎名千恵子さんや婦人民主クラブ全国協議会福島支部、ふくしま共同診療所の看護師から福島圧殺、帰還強制攻撃、増える小児甲状腺がん問題などについて報告と闘いへの訴えがあった。
 討論では、非正規職の女性労働者たちの怒りの声が次々発せられた。職場を懸命に回している非正規労働者こそ労働者階級解放の主体だ。
 集会の基調では「朝鮮侵略戦争・核戦争切迫情勢下、安保法と日本軍軍隊慰安婦問題の『日韓合意』こそ韓日米の戦争体制づくりだ。韓国では民主労総がゼネストで闘っている。非正規職・派遣法撤廃は生き死にのかかったスローガンだ。正規・非正規が団結し労働組合の力で戦争と貧困を止めよう。弾圧をはね返し、動労福島とともに3・11、3・21を闘おう。ストライキと国際連帯を」と提起された。また組合結成について「分断の中、病気や退職に追い込まれた青年労働者たちの存在に定年間際だけど奮起した。がんがん追及できる団交でスカッとしてる」と若い同僚との交流も楽しく語られた。
 討論では、区役所相談業務、金融関係、JR関係の女性が意見を述べた。市外郭団体の介護職場の5年契約雇い止めと闘う女性は署名への協力を呼びかけ、保育士も発言。学生弾圧救援カンパが寄せられた。
 女性は変革の主体だ。私はよそのミニ学習会参加者にトイレで話しかけNAZENみやぎや国際婦人デー集会の参加につながった。貪欲(どんよく)に声を掛けていこう。
(仙台 実咲わか)

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