動労連帯高崎 TTSでスト貫徹 賃上げ・籠原駅事故弾劾掲げ

週刊『前進』02頁(2746号02面05)(2016/05/12)


動労連帯高崎
 TTSでスト貫徹
 賃上げ・籠原駅事故弾劾掲げ

(写真 ストライキに立った組合員を先頭にTTS籠原事業所前で弾劾集会を行った【4月28日 埼玉県熊谷市】)

 動労連帯高崎は4月28日、TTS(高崎鉄道サービス)籠原(かごはら)事業所と同熊谷事業所で、3人の組合員がストライキに立った。このストはTTS清掃部門労働者の大幅賃上げと人員増、TTS管理者によるパワハラの究明と是正、そして3月15日に起きた籠原駅漏電炎上事故を弾劾して闘いぬかれた。
 午前7時15分、鈴木喜平副委員長が籠原事業所でスト突入を通告した。7時45分から熊谷駅前でスト突入集会が開かれ、ストの目的をアピールした。8時10分、木村洋一書記長が熊谷事業所でスト突入を通告した。
 行動参加者は籠原事業所前に移動し、8時50分、漆原芳郎副委員長がスト突入を通告した。直ちにTTS弾劾集会が行われた。
 漆原副委員長が、春闘についてTTS労組とはベアゼロ・正社員のみ定期昇給で妥結しながら、動労連帯高崎にはいまだ回答も示さないTTSを弾劾し、清掃労働者の人員増は絶対に必要だと訴えた。また、TTSの就業規則改悪のたくらみを暴き、職場の労働者に「TTS労組委員長がスト破りに入った。TTS労組は腐っている。われわれとともにストに立とう」と呼びかけた。
 鈴木副委員長は「パートの賃金でどうして生活ができるのか。職場がどれだけ大変か分かっているのか。管理者は自分で清掃の仕事をしてみろ」と怒りを突きつけた。
 スト支援に駆けつけた動労神奈川の中村幸夫委員長、群馬合同労組中央タクシー分会の川谷内政樹分会長、さいたまユニオンの田畑典保委員長が連帯の意思を表明した。
 さらに籠原駅北口にある籠原運輸区前で、籠原駅炎上事故弾劾集会が闘われた。動労千葉の中村仁執行委員が「事故は外注化が引き起こした。動労総連合は外注化粉砕へ闘いぬく」と発言した。
 その後、籠原駅近くの公民館で総括集会が行われ、漆原副委員長がパワーポイントを使い籠原駅炎上事故を詳細に解説。
 ストを貫徹した動労連帯高崎は組織拡大を誓い合い、6・5国鉄集会を始めとする当面の決戦に意気高く突入した。
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