オバマ弾劾5・26―27デモに立とう 日米軍事同盟の朝鮮侵略戦争= 核戦争阻止へ広島から訴える

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週刊『前進』04頁(2747号01面02)(2016/05/16)


オバマ弾劾5・26―27デモに立とう
 日米軍事同盟の朝鮮侵略戦争=
 核戦争阻止へ広島から訴える

すべての核を今すぐなくせ

 米日両政府は5月10日、伊勢志摩サミット後の5月27日に米大統領オバマが安倍とともに広島を訪問すると発表した。マスコミ、原水禁、被団協、日本共産党などあらゆる勢力がオバマの広島訪問を「歴史的」と歓迎し、安倍は「核兵器のない世界の実現に向けて大きな力になる」などと言っている。これほどの欺瞞(ぎまん)があるか!
 オバマ広島訪問は、ヒロシマ・ナガサキの闘いを米帝自らが制圧し、屈服させ、解体しようとする、歴史的な反革命である。闘う被爆者・2世・3世を先頭とする労働者階級人民はこれを断じて許さない。米日帝国主義の弾圧体制も、日本共産党や原水禁・被団協一部幹部の屈服と裏切りも、被爆者を先頭とする労働者人民の核と戦争への怒り、それを生み出す帝国主義とスターリン主義に対する闘いの火を消すことは絶対にできない。
 「すべての核をいますぐなくせ!」「日米軍事同盟による朝鮮侵略戦争=核戦争絶対阻止」「日帝・安倍の戦争・改憲・核武装絶対反対」を掲げオバマ広島訪問絶対反対の怒りのデモに立とう。

オバマ来広は核戦争宣言だ

 世界最大の核軍事力を保持し、中東で無数の空爆・虐殺を繰り返し、沖縄・辺野古新基地建設をごり押しし、新たな核戦争を開始しようとしているのは誰だ。北朝鮮核実験への対抗として朝鮮半島上空に戦略核爆撃機B52を飛ばし、史上最大級の米韓合同軍事演習を行い、北朝鮮と韓国の労働者階級人民を核戦争の犠牲にしてもよいとしているのはオバマだ!
 このオバマと、安保戦争法を強行し「核兵器の保有も使用も合憲」とする政府答弁書を4月1日に閣議決定した安倍が、伊勢志摩サミットで、北朝鮮の体制転覆と民主労総を先頭とする韓国労働者階級のゼネスト圧殺の戦争を謀議する。その直後に広島を訪問する目的は、新たな朝鮮戦争における核兵器使用をヒロシマに、日本と全世界の労働者階級人民に承認させるということだ。
 そもそもオバマは7年前のプラハ演説で、「核兵器が存在する限り、アメリカは敵国を抑止するために安全でしっかりした、効果的な(核ミサイルの)保有量を維持する」「ルールを破る国は、例外なく代償に直面する」と言って、米帝による核独占と核使用の承認を迫った。オバマは「核爆発は直接伴わない」とする新型核実験を繰り返し、新世代核兵器開発のために今後30年で100兆円以上の予算を使うと宣言した。
 「代償に直面する」とは、米帝に逆らう者はヒロシマ・ナガサキ以上の核の惨劇に遭わせるということだ。「核兵器禁止決議」にことごとく反対し、核攻撃指令装置を常時携えた核戦争司令官・オバマを「核廃絶の希望」として、ヒロシマは歓迎せよというのか?
 しかもオバマは広島・長崎への原爆投下について、米帝国家として一切の謝罪を拒み、安倍はそのオバマとともに日帝の戦争責任を永久に葬り去ろうとしているのだ。

帝国主義打倒し核廃絶を!

 権力者が「被爆の実相」を知れば核廃絶に動くなどということは120%ない。佐藤栄作、中曽根康弘から安倍にいたる歴代首相が広島や長崎を何度も訪問してきたが、彼らは被爆者の命がけの叫びを無視し、ひたすら改憲・戦争・核武装へ突き進んできた。そもそも米帝=米軍こそ内部被曝問題を含めて「被爆の実相」を知り尽くしており、だからこそ最終兵器としての核を絶対に手放さないのだ。
 核と戦争とは、99%の労働者民衆を対立させ殺し合わせて、1%の資本家たちが生き延びるためのものだ。労働者を雇用破壊・安全破壊で「殺す」政治、反戦・反核・反原発の闘いを弾圧する政治、この最末期の危機にあえぐ帝国主義と新自由主義の政治の延長に侵略戦争、核戦争がある。
 世界の99%の労働者民衆が団結して、オバマや安倍ら支配者たちをゼネストと革命で打倒し、すべての生産・労働を奪還する世界革命のみが核と戦争をなくす唯一の道だ。闘う労働組合と学生自治会を先頭に、オバマ広島訪問阻止へ!
(革共同広島県委員会)
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