暁子さん講演会に120人 感動的成功、地元紙も報道

週刊『前進』04頁(2749号03面04)(2016/05/23)


暁子さん講演会に120人
 感動的成功、地元紙も報道

(写真 熱心に聞き入る参加者【15日 那覇市】)

 5月15日、那覇市の沖縄船員会館ホールにおいて、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会が主催する「星野暁子さん講演会」が開かれ、歴史的な成功をかちとった。沖縄で初めて開かれる本格的な星野暁子さん講演会の参加者は120人に達した。
 最初に、ビデオ「獄中41年―無実の政治囚星野文昭さんを取り戻そう」が上映された。司会は会事務局の宮城盛光さんがつとめ、和田邦子さんが講演会の意義を訴えた後、星野暁子さんがステージに立った。
 暁子さんの講演は、「なぜ文昭が命をかけて沖縄返還協定批准阻止のために決起したのか」という話から始まった。これは今日の沖縄闘争に直結する内容だ。そして、徳島刑務所の不当な攻撃を打ち破り、文昭さんが無期懲役41年間をどのように闘っているかが生き生きと伝えられた。
 暁子さんは「あなたの心の沖縄」という詩を朗読した後、二人の出会いから獄中結婚、そして今日までの闘いを話した。「なぜ、手を握ることもできない人と結婚したのか」を語る暁子さんに、参加者は涙を流しながら聞き入り、何回も拍手が起きた。
 最後に暁子さんは、「基地の島=非正規の島・沖縄を根底から変革する闘いと一体で文昭を取り戻したい」と訴え、講演を終えた。
 質疑応答、カンパアピール、会場からの発言と続き、共同代表・平良修さんのまとめで講演会は終わった。全員でシュプレヒコールを行ったあと、星野解放歌「ソリダリティ」を合唱し、「なんとしても星野さんを取り戻そう」と固く決意した。

星野闘争の歴史的な飛躍

 星野闘争の歴史的な飛躍を実現するものとして、講演会は大成功した。地元紙は、その感動を暁子さんの写真とともに「不屈に闘い抜く」という大見出しの記事にして伝えた(琉球新報5月17日付)。
 5月3日から8日まで沖縄で開かれた絵画展と今回の講演会を通じて、新たに星野奪還闘争に決起する人が続々と生み出されている。この力で7月参議院選挙に総決起し、星野再審弁護団長である鈴木たつお弁護士を国会に送ろう。そして6・19星野全国集会、4回目となる9・4徳島刑務所デモに突き進もう。
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