沖縄全島ゼネストへ 非正規職撤廃・基地全面撤去! 今こそ労働組合を先頭に闘おう 中核派からすべての皆さんに訴えます

発行日:

週刊『前進』02頁(2756号01面01)(2016/06/16)


沖縄全島ゼネストへ
 非正規職撤廃・基地全面撤去!
 今こそ労働組合を先頭に闘おう
 中核派からすべての皆さんに訴えます

(写真 1971年沖縄全島ゼネスト 71年の沖縄全島ゼネストは5・19―11・10の2度にわたって闘われた。米軍基地で働く労働者の組合=全軍労【全沖縄軍労働組合】は「一切の軍事基地撤去」を組合大会で決定し、ゼネストの先頭に立った。11・10ゼネストは自治労の48時間スト、43単産・単組5万5千人の24時間スト、36組合が4時間から16時間の時限スト、さらに農民・漁民、商店、学生・高校生らもストに入り、総勢約70万人が決起。写真は11・10ゼネスト当日、全軍労を先頭に6万人が決起した実力デモ【那覇市】)

(写真 5・15県民大会後の那覇市内デモ。先頭は、右からIJBS労組の仲宗根光洋書記長、民主労総ソウル本部のパクチャンスン政治委員長、同チャンソクジュ首席副本部長、動労千葉の繁沢敬一副委員長)


 世代を超えた怒りが140万県民の奥深くからこみ上げ、沖縄全島を覆い尽くしています。米軍属による女性殺害事件を受け、誰もが21年前(1995年)の少女暴行事件や61年前(55年)の少女暴行殺害事件を想起しました。「基地の島」=沖縄の現実は戦後71年・「復帰」44年を経ても変わらず、私たち沖縄の労働者階級は、この現実の根底的な変革を求めて不断に闘い続けてきました。米軍基地全面撤去をあくまでも求めて闘う中に、私たちの未来と解放の道があります。青年・学生の希望もこの中にだけあります。今回の事件はそのことをあらためて突きつけました。今こそ不退転の決意と闘う路線が求められています。非正規職撤廃・基地撤去を掲げ、沖縄全島ゼネストへともに新たな闘いに立ち上がりましょう!

朝鮮戦争・核戦争を阻もう

 「基地の島」とは「戦争の島」です。沖縄は戦後一貫してアメリカ帝国主義と日本帝国主義の侵略戦争の最前線基地・出撃拠点とされ、戦時下では米軍の事故や犯罪が一気に増加しました。これに対する米軍基地全面撤去の闘いは、米日帝国主義の侵略戦争と核戦争、すなわち3度目の世界戦争を阻止する全世界の労働者階級の闘いの先駆けをなしてきました。それは同時に、「ありったけの地獄を集めた」と米軍の戦史に書かれたほど凄惨(せいさん)な沖縄戦を生き抜き、廃墟と化した島をよみがえらせ、生きるために闘い続けた不屈の日々でした。「戦争絶対反対」は沖縄県民にとって、何があっても譲ることのできない「原点」です。
 現在、全世界で破綻し崩壊する新自由主義が、この社会を根本から破壊しています。これに対する労働者階級の怒りが世界各国でゼネストとなって爆発しています。追いつめられた帝国主義・新自由主義は中東やウクライナで戦争に突き進み、東アジアでは米日韓による朝鮮半島での新たな戦争が切迫しています。
 沖縄の労働者階級の闘いこそ朝鮮侵略戦争阻止の最先端です。米軍基地を撤去する闘いは、アジアと世界の労働者との国際連帯を貫き、核と戦争を必要とする新自由主義・帝国主義の社会を根底から変革する闘いです。

沖縄闘争は新たな大決戦へ

 1995年の少女暴行事件が起こった時、誰もが「二度と同じ事件を起こしてはならない」と決意し、声を上げて闘いに立ち上がりました。「軍隊のない、悲劇のない、平和な島を返してください」という訴えは、「基地の島」の根底的な変革を求める140万沖縄県民の「革命」へ向けた闘いの第一歩でした。
 それから20年間は、米軍基地の全面撤去=革命に向かう前人未到の挑戦の日々でした。それは同時に、闘いの路線と方針をめぐる激論の過程であり、沖縄の労働者階級の怒りと闘いを革命から切り離そうとする日本帝国主義や、それに連なるあらゆる政治勢力との闘いの日々でした。「段階的な基地の整理縮小」「普天間基地の県外移設・国外移設」「構造的な沖縄差別」「沖縄(琉球)独立」等々といった、基地絶対反対でない主張のすべてが、今回の事件で吹き飛ばされました。
 今や140万県民の怒りの声は「沖縄のすべての米軍基地を、今すぐ無条件で撤去しろ!」であり、基地全面撤去までやむことのない新しい闘いが始まっています。問われていることは、いかにしてこの闘いに勝利するのかということです。
 基地労働者を先頭とした沖縄全島ゼネストを闘いとることこそ、「基地の島」=「非正規職の島」を根底から変革する道です。それは「復帰」闘争を引き継ぎ、のりこえていく新たな闘いへの歴史的な挑戦です。
 「復帰」までの沖縄の闘いは、1971年の5・19―11・10沖縄全島ゼネストで頂点を迎えました。米軍政は完全に崩壊し、基地機能はストップし、日米安保は根底から揺さぶられました。米日帝国主義は、沖縄のペテン的な「返還」によってかろうじてこの危機をのりきりました。そして二度と全島ゼネストをやらせないために、ゼネストの中心であった基地労働者を大量解雇し、沖縄の労働者階級への団結破壊攻撃を続けてきました。また政府による「振興策」は、沖縄を「非正規職の島」へと変貌(へんぼう)させました。
 こうした攻撃をついにはね返したのが、95年の10万人の人民反乱であり、それ以降の辺野古新基地建設実力阻止の闘いであり、全駐労(全駐留軍労働組合)に結集する基地労働者のストライキ決起(2007年、12年)でした。そして今、新自由主義・帝国主義のありとあらゆる攻撃をうち破る新たな闘いが、6・19県民大会から始まろうとしています。

青年・学生が先頭に立とう

 今、全世界の労働者がゼネストに決起しています。今年の5・15沖縄闘争には、昨年から数波にわたるゼネストを闘ってきた韓国・民主労総(全国民主労働組合総連盟)の仲間が合流しました。
 日本の新自由主義攻撃の出発点である1980年代の国鉄分割・民営化に対し、ストライキで闘った動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、国鉄1047名解雇撤回闘争を不屈に継続し、民営化・外注化、非正規職化絶対反対の闘いを切り開いています。動労水戸(国鉄水戸動力車労働組合)の被曝労働拒否の闘いは、フクシマの「命を守る闘い」を牽引(けんいん)しています。この動労千葉・動労水戸を先頭とする動労総連合が、首都東京を始め全国で建設されています。
 今こそ沖縄全島ゼネストですべての米軍基地を停止させ、私たち沖縄の労働者階級人民こそこの島の主人公であることを誇り高く宣言しよう。とりわけ非正規職の労働者がゼネストの先頭で立ち上がろう! 非正規職の労働者は「みじめな」「弱々しい」「使い捨て」の存在などではけっしてない。正規職・非正規職が職場で団結し闘いに立ち上がった時、米軍や安倍政権などものともせず、「基地のない平和で豊かな沖縄」を実現できることを示そう!
 そして「基地の島」=「非正規職の島」を根底からくつがえし、新しい社会をつくろう。基地労働者を軸に、青年労働者と学生がその最先頭で決起しよう。闘う労働組合をすべての職場に、闘う学生自治会をすべてのキャンパスに! 青年労働者と学生は、解雇撤回・非正規職撤廃を掲げ不屈に闘うIJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労働組合と沖縄大学学生自治会の闘いに合流し、ともに立ち上がろう。沖縄闘争を闘い、無実の罪で獄中41年の星野文昭さん(徳島刑務所在監)を沖縄全島ゼネストの中で奪還しよう。そして新しい闘う労働者の政党を私たち自身の闘いでつくりだそう!
 革命的共産主義者同盟沖縄県委員会は、その先頭で闘います。『前進』を読み、私たちの闘いが勝利する時代をともに切り開こう!
〔革共同沖縄県委員会〕

このエントリーをはてなブックマークに追加