舛添に続き安倍を打ち倒そう 参院選勝利へカンパ訴えます

週刊『前進』04頁(2757号03面02)(2016/06/20)


舛添に続き安倍を打ち倒そう
 参院選勝利へカンパ訴えます


 6月22日の公示をもっていよいよ参議院選挙本番に突入します。戦後70年間の労働者階級の闘いの一切をかけた歴史的挑戦の時が来ました。プロレタリア革命の突破口を開く鈴木たつお参院選決戦にともに決起しましょう。選挙決戦勝利の夏期カンパを訴えます。

労組拠点建設して闘う

 今や日本の階級闘争は歴史的な大流動に突入しています。舛添要一都知事の政治資金流用の度し難い不正腐敗のオンパレードは、日帝権力中枢が根っこから腐りきり、もはや統治能力も失っていることを示しています。舛添の腐敗を支え、利権をともにしグルになってきたのは誰なのか。自民・公明はもとより、日本共産党に至るまでの都議会であり、御用組合・連合東京です。世界一の税収と都の資産を規制緩和や民営化で大資本に投げ与え、利権をむさぼってきた連中が彼らです。舛添もろともゴミ箱行きの連中です。
 腐りきった日帝の戦後政治支配構造そのものに根底的な怒りが爆発しています。革命のチャンスが到来しました。何よりも、労働者の決起を抑え込んできた連合が分裂と崩壊を開始しました。4万7千人の化学総連が脱退し、金属労協が参院選政治協力の解消から脱退に向かっていると言われています。この連合の分裂・崩壊情勢をつくり出したものこそ、国鉄分割・民営化に絶対反対を貫き、連合の完成を阻んできた動労千葉を先頭とする国鉄闘争の力です。
 6・5国鉄闘争全国運動集会で力強く結成を報告した動労東京を先頭にした階級的労働運動の力で、安倍と新自由主義をうち倒し新たな社会をつくり出しましょう。参院選決戦を通した労働組合拠点建設のためのカンパを訴えます。

「野党共闘」を突き破り

 沖縄では6・19県民大会を頂点に「全基地撤去!」の怒りが爆発しています。革命なしに決着がつかない日帝との非和解的激突に突入しています。雑誌『AERA』のアンケート調査で女性はすべての世代で「自衛戦争を認めない」が多数を占めました。このことに桜井よしこは打撃を受け、参院選が「国防の根幹の見直し」「改憲を問題提起する好機」と絶叫しています。オバマ訪問を迎え撃ったヒロシマの闘いを始め日本の労働者階級の戦争絶対反対の階級意志を押しつぶせないことに危機感をあらわにしているのです。
 このときに「野党共闘」が果たしている役割は犯罪的です。日本共産党は参院選にあたっての民進党との確認書で「日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消……は野党共闘に持ち込まない」と誓約しました。「日本に対する武力攻撃が発生した場合には(日米が)共同対処する」(外国特派員協会での志位和夫委員長の記者会見)の通り、ブルジョア国家の立場に立って「自衛」の名による侵略戦争を率先して担い、反戦闘争をたたきつぶすということです。また「社会主義的変革ではなく資本主義の枠内での変革」「私有財産の保障」とは、タックスヘイブンでの不正蓄財と税金逃れで利権をむさぼる「1%」の資本家とブルジョア権力を守るということです。腐りきった「野党」の化けの皮をはぎ、新しい労働者の政党を登場させよう! 日本共産党傘下の労働組合活動家、とりわけ青年たちが共産党と決別し革共同とともに闘う道を選択し始めています。ともに本物の労働者の政党の登場をもって革命に突き進もう! この大事業の突破口を開く参院選闘争を存分に闘いぬくため、巨額のカンパを心から訴えます。
 鈴木たつお候補を先頭にした宣伝隊が街頭に旋風を巻き起こし、都内各所で「支持する」「一緒に労働組合運動をやりたい」などと労働者人民との熱い結合が始まっています。反戦ストを打ち抜き、闘う自治会建設を推し進める全学連の闘いは、労働者階級の未来を体現しています。また青年労働者を先頭に、職場に労働組合拠点を打ち立てる闘いも前進しています。首都東京を中心に部落解放闘争、障害者解放闘争、女性解放闘争など、全戦線での闘いの飛躍と拠点建設が進んでいます。こうした職場・キャンパス・地域での闘いを、選挙を通じて一挙に広げ組織するのが『前進』です。革共同は印刷機2台体制構築をもって、『前進』を通して労働者階級と結びつく参院選闘争に勇躍突入しています。しかし、1千万人に届く宣伝・扇動の力を発揮するためにはまだまだ巨額の資金が必要です。

共に労働者の新政党を

 今の資本主義支配体制の枠に封じ込めるための「選挙へ行こう」ではなく、安倍と新自由主義、資本主義そのものに引導を渡すプロレタリア革命そのものを訴える選挙闘争をつくり上げるのは皆さん一人ひとりです。一緒に本物の闘う労働者党をつくりましょう。カンパ闘争はその根幹の闘いです。人生をかけた決断と決起を訴えます。
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