労働者の国際連帯を打ち固め資本主義倒す圧倒的カンパを

週刊『前進』04頁(2767号02面05)(2016/07/25)


労働者の国際連帯を打ち固め資本主義倒す圧倒的カンパを


 『前進』読者、支持者のみなさん。選挙戦をともに闘いぬいたすべての仲間のみなさん。
 参院選決戦は、「新しい労働者の政党をつくろう」「労働者の力で革命をやろう」の真っ向からの訴えに応える労働者・学生・民衆1万6187人の決起がかちとられました。「新しい思想」「生きたマルクス主義」がよみがえり、2010年代中期階級決戦への本格的突入としてプロレタリア革命の展望を切り開くことに成功しました。

『前進』を武器に飛躍

 週2回発行の『前進』が最大の武器となりました。沖縄の怒りの爆発、都知事・舛添要一の辞任、英EU離脱、バングラデシュ・ダッカ事件など、大恐慌の深まりと世界戦争の危機、終焉(しゅうえん)を迎えた資本主義の危機という超重大情勢の連続に素早く切りこむ革命に向けての宣伝・扇動の変革と飛躍に踏み出しました。『前進』印刷機2台体制の大勝利であり、権力は大打撃を受けています。
 私たちはこの道を突き進みます。印刷工場建設の資金が寄せられていますが、まだ道半ばです。改憲と労働法制大改悪を阻み、日韓100万労働者の団結、全世界労働者の国際連帯で資本主義を打倒する新たな闘いへ圧倒的なカンパを訴えます。

11月集会の大結集へ

 起きていることは資本主義の終焉です。大恐慌は底知れぬ次元に入りました。米国内各地での黒人射殺事件に端を発する警察官との銃撃戦や仏ニース事件が示しているのは、新自由主義的帝国主義の支配の崩壊です。
 全世界労働者の巨大な国際連帯の時代が始まっています。
 7月4日、ソウル地裁はゼネストへの報復として民主労総ハンサンギュン委員長に懲役5年の有罪判決を下しました。パククネ政権は鉄道民営化を絶叫し、これに対して民主労総は7月20日の第1次ゼネストから9月第2次ゼネスト、11月の20万民衆総決起に向かって進撃しています。フランスの労働者は5カ月にわたってゼネストを打ち抜き原発も止めました。イギリスの労働者は「EU離脱か残留か」を超えて階級的怒りを爆発させ、EU全体の労働者の闘いが広がっています。
 7・1ダッカ事件は日帝の侵略と極限的搾取への怒りであり安倍の戦争政治こそ元凶です。安倍政権は最後的危機に突入しました。参院選では沖縄、福島で現職閣僚が落選し、農民の反乱で東北5県で自民党候補が相次いで落選。鹿児島県知事選でも原発推進派が落選しました。都知事選では自民党は分裂。連合の分裂・崩壊が進行し、野党共闘と日本共産党はその反革命的本質をあらわにしています。支配の崩壊が始まり、階級的労働運動の大躍進の時です。
 世界中で、労働法制大改悪、民営化・外注化・非正規職化と労組破壊、解雇・賃下げ、強労働、生活破壊への怒りが爆発しています。「正社員ゼロ・解雇自由」化が狙われ、派遣労働者、有期雇用労働者の全員解雇をめぐる2018年攻防が深まる中、6・5国鉄闘争全国集会で労働法制改悪阻止のアピールが発せられました。11月労働者集会の大結集へ、労組拠点建設を進め闘いぬきましょう。

動労総連合とともに

 7月12日、JR常磐線の原ノ町―小高間の運行再開に反対し被曝労働と帰還の強制を許さない動労水戸・動労福島・動労東京―動労総連合の統一行動が打ち抜かれました。反合理化・運転保安闘争を闘う動労千葉、被曝労働拒否を闘う動労水戸の闘いが全国に広がっています。動労東京を先頭に、都労連を始め首都東京と全国の労働運動を塗り変える挑戦が始まりました。
 「新しい労働者の政党」とはどんな弾圧にもけっして屈しない党です。前代未聞の労組弾圧と京都大学同学会4学生への不当処分攻撃を粉砕し、すべての獄中同志と連帯し星野文昭同志奪還へ、全力で闘います。圧倒的なカンパをお願いします。

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