改憲阻止8・14集会へ 闘う労働運動が勝利の道 日韓労働者の国際連帯を

週刊『前進』02頁(2768号02面02)(2016/07/28)


改憲阻止8・14集会へ
 闘う労働運動が勝利の道
 日韓労働者の国際連帯を


 「今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を」と題して、改憲絶対阻止の8・14大集会が呼びかけられました。8・14大集会は、労働者民衆が改憲阻止の決戦に本格的に打って出ることを宣言し、改憲議席「3分の2」を打ち破る大運動を開始する集会です。職場・学園・地域で賛同を広げ、大結集しよう。

戦後体制崩壊と民衆の決起

 世界は大激動情勢を迎えています。イギリスのEU(欧州連合)離脱決定、バングラデシュ・ダッカ事件、フランス・ニース事件、トルコでのクーデター未遂など次々と歴史的な事件が起こっています。世界大恐慌は激化・深化し、第2次大戦後の帝国主義の世界体制が音を立てて崩壊しています。
 労働者・労働組合が社会を根底から変革する主体として登場しています。フランスの労働者・学生は数カ月にわたって労働法改悪反対のゼネスト・デモを闘いぬき、ブラジルではオリンピックや賃金未払いへの怒りが充満しています。韓国では在韓米軍への高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)配備に対する闘争が爆発する中、民主労総が10万人規模の7・20ゼネストに立ち上がり、9月第2次ゼネスト―11月民衆総決起へ突き進んでいます。

改憲をめぐる最大の決戦に

 いよいよ改憲をめぐる戦後最大の決戦に突入しました。安倍は参院選の結果を受けて、次の国会から憲法審査会を始動させると明言しました。自らの任期(18年9月)のうちに、否、任期を延ばしても改憲―9条破棄をやろうとしています。憲法を停止する緊急事態条項新設とともに、9条改憲が最大の焦点です。
 しかし、全国の労働者民衆は安倍・自民党の戦争と貧困を強制する政治に怒りをたぎらせています。改憲勢力が国会で「3分の2」を占めたからといって、それで改憲が決まるわけではありません。改憲・戦争を打ち破る力は労働者民衆の中にあり、決着は階級闘争の場でつけられます。
 だから安倍は同時に、総非正規職化や8時間労働制解体、金銭解雇導入・解雇自由などの労働法制改悪を狙い、労働組合の団結を破壊しようとしています。これはもう一つの改憲攻撃です。

スト闘う労組拠点つくろう

 改憲議席「3分の2」を打ち破る道は、私たち自身が職場や学園や地域で団結して闘うこと、国際連帯を広げ、ストライキ・ゼネストを闘う労働運動をよみがえらせることです。
 8・14大集会のメイン企画として、「許すな改憲!大行動」の代表呼びかけ人の鈴木達夫弁護士が記念講演を行います。鈴木弁護士は参院選で「労働者の団結の力で革命をやろう」「新しい労働者の政党をつくろう」と訴えて1万6187票の熱い支持を獲得しました。この闘いを発展させましょう。
 また、パククネ政権の労働法制改悪と労働運動弾圧にゼネストで立ち向かっている韓国・民主労総ソウル地域本部の仲間が参加し特別報告を行います。動労千葉を先頭とする日本の闘う労働組合と民主労総との国際連帯をさらに大きく発展させましょう。
 最大の課題は、私たちが日本でストライキ・ゼネストを闘う労組拠点を幾つも建設することです。集会の大結集・大成功をかちとり、今こそ闘う労働組合が改憲阻止決戦の先頭に立とう。

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今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を
――国益と排外に憲法は屈するのか――
8・14大集会
 8月14日(日)正午 開場、 午後1時 開会
 ニッショーホール(日本消防会館2F)
●記念講演 鈴木達夫(弁護士)
 「改憲と戦争に絶対反対」
●特別報告 民主労総ソウル地域本部
●呼びかけ人から 西川重則さん(平和遺族会全国連絡会代表)
 「戦争は国会から始まる―国会傍聴17年」
●コント 松元ヒロ「われら99%≫国会3分の2」(仮題)
●発言 福島・沖縄から/労働組合から/学生、その他
●ビデオ「激動する世界・ドキュメント参院選」
 共催 許すな改憲!大行動/8・15労働者・市民のつどい実行委員会

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