2016年日誌 8月9日~15日 伊方原発が再稼働/安倍、「核先制不使用」に反対

発行日:

週刊『前進』04頁(2773号03面05)(2016/08/22)


2016年日誌 8月9日~15日
 伊方原発が再稼働/安倍、「核先制不使用」に反対


●長崎被爆者がオバマ演説を批判 長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。被爆者代表の井原東洋一さんは「平和への誓い」で、オバマ米大統領の5月広島訪問での「空から死が落ちてきた」との演説に触れ、「叙情的表現」「2種類の原爆による実験ではなかったか」と怒りを表した。(9日)
●中国、閣僚の靖国参拝自粛を要請 中国政府が日本政府に対し、閣僚が靖国神社に参拝しないよう申し入れていたことがわかった。(11日)
●難民申請急増、5011人 今年の上半期に日本で難民認定申請をした外国人は5011人。過去最多の昨年(年間7586人)を上回る年間1万人ペースに増加。(11日)
●タイ観光地などで爆発 タイのリゾート地など5カ所で爆発が相次ぎ4人が死亡、34人以上が負傷した。この日はタイ王妃の誕生日を祝う「母の日」の休日。(11〜12日)
●伊方原発が再稼働 四国電力は伊方原発3号機(愛媛県)を再稼働させた。15日に発電と送電を始め、9月上旬には営業運転に入る予定。(12日)
●慰安婦支援で10億円早期拠出合意 岸田文雄外相は韓国のユンビョンセ外相と電話会談し、韓国政府が慰安婦を支援するために設立した財団に、10億円を早期に拠出することで合意した。(12日)
●南スーダンPKO増派へ 南スーダンに展開中の国連平和維持活動(PKO)について安全保障理事会は、4千人の「地域保護部隊」を追加派遣する決議を採択した。同部隊はより積極的な武力行使の権限を持つ。(12日)
●小池知事「非核都市宣言」せず 東京都の小池百合子知事は記者会見で、「核兵器のない世界」をめざす非核都市宣言について「都が行う考えはない」「安全保障は国の問題」と述べた。同宣言は全国1700超の自治体の9割が行っている。(12日)
●黒人射殺抗議で非常事態 米ウィスコンシン州ミルウォーキーで、警察官が黒人男性(23)を射殺したことに対する抗議活動が激化し、一部がガソリンスタンドや警察車両に放火する事態に発展した。同州知事は非常事態を宣言した。(13〜14日)
●安倍、アジアへの「加害」に触れず 政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれた。安倍首相は式辞で、歴代の首相が踏襲してきたアジア諸国への「加害」と「深い反省」について4年連続で触れず。(15日)
●安倍、靖国に玉串料奉納 安倍首相は、靖国神社に代理を通じて玉串料を奉納した。敗戦のこの日、荻生田光一官房副長官、高市早苗総務相、丸川珠代五輪相などが参拝。中国で「右翼で軍国主義者」と批判が強まる稲田朋美防衛相は、ジブチで自衛隊派遣部隊を視察し、今年は参拝せず。(15日)
●安倍、「核先制不使用」に反対 米紙ワシントン・ポストは、オバマ大統領が検討する「核兵器の先制不使用」をめぐり、安倍首相がハリス米太平洋軍司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として反対の意向を伝えていたと報じた。(15日)

このエントリーをはてなブックマークに追加