9・4 徳島刑務所を430人が包囲 獄壁越え星野さん奪還するぞ

週刊『前進』04頁(2779号01面02)(2016/09/12)


9・4 徳島刑務所を430人が包囲
 獄壁越え星野さん奪還するぞ

(写真 徳島刑務所正門前で文昭さんに届けようと星野解放歌「ソリダリティ」を合唱するデモ隊。先頭は右から弟の修三さん、和久田修弁護士、暁子さん、ゆかりさん)

(写真 デモ出発前の集会で「星野さんを取り戻すぞ!」【9月4日 徳島市】)


 「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が呼びかけた9・4徳島刑務所包囲デモが、全国から430人の結集で闘いぬかれた(関連記事4面)。「無実で獄中42年、星野文昭さんを絶対に取り戻すぞ!」「労働運動の力で絶対に奪い返すぞ!」----全参加者の燃える決意が台風の接近をはじき返した。
 刑務所正門に掲げた星野さんの大きな写真がデモ隊を迎えた。その前で星野さんに届けと「ソリダリティ」を合唱した。
 刑務所を見下ろすみかん畑から次々とマイクをとって星野さんに呼びかけた。つれあいの暁子さんが「ふみあきー! 聞こえますか! 必ず必ず取り戻すからね! もう一息だから元気でがんばろう!」と呼びかける。動労水戸の外岡弘執行委員は「徳島刑務所は冷房を入れろ! 星野さんの命を守れ! 星野さん、団結してがんばっていこう!」とアピール。徳島医療福祉労組の青年労働者は「今日は職場で門前闘争を闘ってここに来ました! 職場闘争と結合した刑務所闘争になりました!」と胸を張った。
 降ったりやんだりの不安定な天候だったが、デモ終盤には晴れ上がり、空には虹がかかった。
 デモ終了後、暁子さんが「獄壁をなくす闘いは中のがんばりと、外の奪還する意志と行動がすべてを決します。もう一息です。文昭を取り戻す闘いは腐りきった世界を変える闘いと一つ。立ち上がって立ち上がってとり戻しましょう!」と訴えて、団結ガンバロー!
 戦争と革命の時代、9・4徳島闘争は11月国際共同行動への号砲となり、星野さんを奪い返す新たな闘いのスタートとなった。

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