反対同盟一斉行動 第3滑走路阻止を 10・9集会を住民に宣伝

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週刊『前進』04頁(2783号03面04)(2016/09/26)


反対同盟一斉行動
 第3滑走路阻止を
 10・9集会を住民に宣伝

(写真 反対同盟と支援連の朝の打ち合わせ)

(写真 成田市川上地区を回る宮本麻子さん)


 9月18日、反対同盟と支援連は、第41回の空港周辺地区一斉行動を行った。朝8時30分に天神峰の市東さん宅離れに集合。10・9集会前の行動ということで、宣伝の意気込みにあふれた。
 萩原富夫さんは「大いに10・9集会を訴えよう。小泉成田市長が深夜便延長の発言をしたが、賛成する人間などいない。住民の怒りの声を聞いてきてほしい」と提起。続いて市東孝雄さんが、2日前に出された沖縄・辺野古訴訟での多見谷裁判長の反動判決を徹底弾劾し、「国交省の概算要求で第3滑走路経費が見送られた。4者協議会の遅れもそのあたりに理由があるのではないか」と述べた。
 太郎良陽一さんは8月11日に成田市旧下総町名古屋地区で行われた第3滑走路に関する説明会についての情報を紹介し、「住民の不満は強い。それぞれの地域での怒りを聞き出してきてほしい」と支援連に訴えた。
 「反対同盟ニュース」36号と10・9集会ビラを持ってそれぞれが一斉に担当地区に向かい、丸一日の宣伝活動を展開した。伊藤信晴さんは芝山町を回って「第3滑走路実現を目指す有志の会」の利権団体としての正体を暴露し、日程も打ち出せない4者協議会の追い詰められた姿を暴いた。
 太郎良陽一さんは、下総地区の区長などを訪問して意見を交換した。宮本麻子さんは担当の成田市川上地区でニュースなどを配布した。
 午後6時、市東さん宅離れでの集約で、それぞれの一日の報告を出し合った。第3滑走路計画への数々の怒りとともに、羽田空港の新たな都心飛行コースの設定に対し東京23区で反対集会が開かれていることについて「知っている」などの住民の共感の声が報告された。また「有志の会」の新しいパンフはまったく配られていない現状が判明した。
 次回行動を10月16日と確認し、10・9へのさらなる奮闘を誓い合った。

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三里塚裁判日程
◎新やぐら裁判
 9月26日(月)午前10時30分開廷 千葉地裁
 (傍聴券抽選のため30分前に集合)

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