11・6大結集へ大きなうねり

週刊『前進』04頁(2791号04面01)(2016/10/24)


11・6大結集へ大きなうねり

10・16 高円寺一周のデモ
 駅前街宣にも大きな反響

(写真 青年労働者のコールでデモ【10月16日 杉並】)

 東京西部ユニオン・東京西部労組交流センターをはじめ、東京西部地域で活動する運動グループが集まり、10・16高円寺リレートーク&デモが闘われた。2時間半にわたりJR高円寺駅南口を「占拠」したリレートークでは、小池都政との対決、朝鮮戦争の危機、非正規職青年労働者の現実、星野再審闘争などなど、十数人がそれぞれの思いを込めてマイクを握った。民主労総ゼネストの大看板は圧倒的な注目を集めた。また、同時に取り組んだ11・6全国労働者総決起集会賛同署名・チケット販売活動ではとりわけ青年労働者の反応が大きかった。20代の福祉労働者は「集会に行きたい!」とストレートに応じ、別の20代の女性労働者は目を輝かせて討論の輪に入った。
 その後の高円寺デモは注目度が高く沿道ビラの受け取りも圧倒的によく、小池都政の本質を真正面から暴露して徹底批判することの重要性を実感できた。11・6日比谷には、例年を倍する労働者民衆の結集をかちとりたい。
(東京西部ユニオン 北島邦彦)

〝小池倒せ〟江戸川デモ

 東京東部の労働者、全学連、前進社の同志がJR新小岩駅へ向かってデモ。「築地つぶすな! 豊洲移転ヤメロ」の訴えに、居酒屋からも声援が送られた(10月14日)

中部と南部が集会
 動労東京こそが結集軸

 10月14日大井町きゅりあんで、東京のなんぶユニオンと中部ユニオンの呼びかけで「11月東京--ソウル国際共同行動に連帯する労働者集会」が開かれました。(写真
 9月27日から始まった韓国民主労総のゼネストが、かつてない規模で広範な民衆の支持・共感を集めて闘われている中での開催です。韓国の闘争歌「鉄の労働者」などの歌と演奏が集会のスタートを切り、参加者の気持ちを盛り上げました。
 主催者あいさつでは、郵政労働者の星野さんが「今この時間に、動労千葉と国鉄闘争全国運動は、新宿駅前のJR東日本本社に対し、『ただちにJRに採用せよ!』と怒りの抗議行動に立ち上がっている。この行動とも固く連帯して今日の集会が行われている」と報告しました。
 続いて、動労東京の吉野委員長が特別報告に立ち、「JRは検修職場を丸ごと民営化し、コンビニや駅ビルをJR関連企業だけで経営するなどして利益をむさぼり、地方を破壊している。自分の出身地の群馬もまったく同じ状況だ。JRの下請け・孫請けの労働者は、正規職労働者の数分の一の人件費で働かされている。こうしたJRのすべての労働者を動労東京に結集させたい」「韓国の労働者たちがパククネ政権の激しい弾圧と真正面からゼネストで闘っている。私たちもともに闘い、パククネが先に倒れるか、安倍が先に倒れるかというような状況をつくり出そう!」と訴えました。
 その後に民主労総の闘いを伝えるDVDが上映され、在本土沖縄労働者会議、NAZEN品川、婦人民主クラブ全国協東京南部支部などの仲間に続いて、中部ユニオンの青年が初めての訪韓に向け訪韓団を代表して発言しました。
(Y・H)

相模原で討論集会
 13日には車いすを連ねデモ

(写真 「あたりまえに生きたい」と車いす20台がデモ【10月13日 相模原】)

 10月16日、神奈川湘北地区で「『津久井やまゆり園事件』弾劾! 民営化・非正規職化と闘って共に生きる社会をつくろう、始まる前に戦争とめよう! 討論集会」を開催した。これに先立ち13日には、地元障害者団体と婦民全国協・相模原支部が呼びかける「第11回・どんな障害があってもあたりまえに生きたいアピール行動」が行われ、20台もの車いすを連ねて70人が相模原市役所までのデモを行った。
 今年7月のやまゆり園事件は、戦争と民営化・外注化の安倍政権のもとで起こった許すことのできない事件だ。地元の地区としてこの問題と真正面から向き合い、障害者グループと実行委員会を重ねて集会を準備した。
 集会では湘北合同労組委員長が問題提起を行い、障害者作業所の障害者を先頭に活発な討論が続いた。(写真
 障害者は「深く考えれば考えるほどやまゆり園事件は許しがたい。腹が立つ。法律もどんどん変わり、これからの社会がどうなっていくのか不安がある。若い世代にこんな社会を残すのか考えずにはいられない。労働者は、労働組合をつくって国民の生活を守っていくべきではないか」「戦争の足音が近づいている。障害者と健常者が協力し合いながら進んでいかないといけない」など積極的に発言した。
 病院労組委員長は「差別をまき散らし、労働者同士を殺し合わせるようなやつらがのうのうとしているのは、もう戦争が始まっている状態だ。やまゆり園事件を通して、本気で闘う労組をつくろうと思った」と語り、神奈川労組交流センター湘北ブロックのメンバーは「事件以降、70の職場・分会を訪ねて話した。『安倍・石原などの支配者の優生思想が問題だ』とか、『障害児と健常児を分ける教育が問題なのでは』など多くの真剣な意見が出され、11月集会のチラシを職場に貼ってくれるところもあった」と報告した。婦民も11・6に行こうと訴えた。
(相模原 T)

横浜市内デモ成功
 全県に『前進』5千部配布

 ゼネストを闘う韓国労働者人民と固くひとつになり、10・1神奈川行動が72人の参加で闘われました。ここへ向かってJRや自治体、高校をはじめとした職場・地域に約5千部の『前進』を配布し、全県的な決起をつくり出しました。集会では最初に、韓国民主労総の闘いを伝えるDVDを上映。青年労働者の提起、津久井やまゆり園事件についての特別報告に加え、重要な提起と討論が続きました。
 青年の太鼓に合わせて明るく元気よく、日ノ出町駅付近までデモしました(写真)。中区寿地域では労働者が「寿の中をデモしないのか」と声をかけ、関内駅やイセザキモールでも大きな注目でした。
(神奈川労組交流センター 上田)

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