10・21 朝鮮戦争阻止!全国で行動

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週刊『前進』02頁(2792号01面03)(2016/10/27)


10・21 朝鮮戦争阻止!全国で行動

(写真 戦争・改憲阻止と処分撤回へ国際反戦デー京大デモ【10月21日 京都市】)

(写真 渋谷駅前に向かうデモ隊【10月21日 東京・渋谷区】)

(写真 原爆ドーム前に35人が結集し集会【10月21日 広島市】)


 10月21日、京都大学での集会・デモを先頭に、東京・広島など全国各地で国際反戦デー行動が取り組まれた。

京都 処分撤回求め京大学内デモ

 京大同学会中執と全学連が呼びかけた「10・21国際反戦デー闘争in京都」は、韓国ゼネストと連帯し、学生の怒りと行動で戦争・改憲を打ち破る闘いとして成功した。 太鼓とブブゼラの音が鳴り響く中、時計台前集会が始まった。同学会の作部羊平委員長が基調を提起し、「韓国で闘う学生や、ベトナム反戦を闘った当時の学生運動のように、本気で世界を変える闘いをやろう。年内3万筆署名と無数のクラス決議で処分を撤回させよう。11・6集会に決起しよう」と呼びかけた。
 赤嶺知晃・全学連副委員長(沖縄大学学生自治会委員長)のアピールに続き、京大生が次々発言。「学生、労働者などあらゆる人びとがここに集まりひとつの社会ができている。昨年のバリストからつくってきた成果だ」「処分されるべきは山極・川添だ」「『悪法も法なり』では戦争を止められません」。京大生や高校生、労働者・市民が発言に聴き入った。
 山極壽一総長体制は10月20日付の「告示第7号」でまたしても集会禁止を打ち出した。当日は学生課窓口を封鎖して署名の受け取りを拒んだ。これこそ大学の戦争協力だ。しかし、学生の行動で変えられない現実はない! 学内デモで時計台前集会の解放感はキャンパス全体に波及し、勢いそのままに京大包囲デモに突入した。夕方、三条河原から八坂神社までのデモを圧倒的注目と声援の中で貫徹した。

東京・渋谷 職場から闘い11・6集会へ

 東京では150人が渋谷区の代々木公園ケヤキ並木通りで集会を行い、渋谷駅前を通るデモを打ち抜いた。
 代々木公園ではトラックの荷台に設置された巨大スクリーンに民主労総ゼネストの闘いが上映された。全国労組交流センターの飯田英貴事務局長が「11・6に日比谷野音を満杯にして労働運動をよみがえらせよう」と基調を提起。飯田事務局長は、動労千葉の運転士が運転席で用を足したことを理由に減給、乗務外しと強制出向を受けたことについて「労働者の生活と誇りを奪う処分を許さない」と弾劾し、「同じことがすべての職場で起きている。職場から闘い貧困と戦争の社会をひっくり返そう。それが11・6集会だ」と訴えた。
 続いて「現代の治安維持法と闘う会」から森川文人弁護士が「警視庁公安部による全学連大会への襲撃を許さず、告訴・国賠で直ちに反撃する」と述べ、青年労働者、動労神奈川の中村幸夫委員長、小池打倒の先頭に立つ東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長がマイクを握った。動労千葉の繁沢敬一副委員長が闘争報告と11・6集会の先頭に立つ決意を表明した。
 最後に、全学連の斎藤郁真委員長が「国際反戦デー闘争は総評のベトナム反戦ゼネストから全世界に広がり、ベトナム戦争を終わらせた。11・6も戦争を止める歴史的な一歩としよう」と呼びかけ、デモに出発。「朝鮮侵略戦争反対! ゼネストやって安倍を倒そう!」とコールが響き、注目を集めた。

広島 日米共同演習直ちに中止を

 広島では8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけで原爆ドーム前集会とデモが行われた。
 午後6時半、「日米共同演習中止せよ! 朝鮮戦争阻止・韓国ゼネスト連帯」の横断幕を広げ、谷口恭子8・6大行動実行委事務局長の司会で集会を開始。広島連帯ユニオンの壹貫田康博書記長の開会あいさつに続き、8・6実行委共同代表の大江照己・動労西日本委員長が10・21ヒロシマアピールを発し、朝鮮戦争絶対反対と11月国際共同行動への結集を訴えた。動労西日本の岡崎昭夫執行委員、10・1テグ労働者大会とソンジュのサード配備反対集会に参加した広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長、岩国基地の米軍機低空飛行訓練域でもある安芸太田町から地域の仲間と参加した大江厚子さんが発言し、広島市内デモに出発した。

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