71年渋谷暴動闘争 「懸賞金300万円」攻撃粉砕を 不屈に闘う大坂同志を守ろう

週刊『前進』04頁(2797号04面02)(2016/11/14)


71年渋谷暴動闘争
 「懸賞金300万円」攻撃粉砕を
 不屈に闘う大坂同志を守ろう


 11月1日、警察庁は1971年の11・14渋谷暴動闘争で星野文昭同志と同じく「殺人罪」をデッチあげられ指名手配中の大坂正明同志について、「逮捕につながる情報を提供した者に最高300万円の公的懸賞金(捜査特別報奨金)を支払う」と発表し、反動的大キャンペーンを始めた。革共同とともに闘う多くの支持者・協力者を恫喝し、密告社会を奨励する卑劣な攻撃であり、絶対に許すことはできない。
 だが同時にこの大キャンペーンは、韓国の革命情勢と日本の階級的労働運動・学生運動の不屈の前進に追い詰められた日帝・安倍政権の悲鳴だ。
 11月6日に東京・日比谷野外音楽堂で行われた全国労働者総決起集会は、この大反動キャンペーンを敢然と打ち破って大成功した。それは、パククネ打倒へ突き進む韓国・民主労総ソウル地域本部と、日本の動労千葉をはじめとする3労組が呼びかける国際共同行動の一環として感動的にかちとられた。
 今、民主労総のゼネストは、米日韓による朝鮮戦争を始まる前に阻止する闘いとして、パククネ政権打倒に向けて不屈に闘われている。それは韓国における革命の始まりであるだけでなく、戦後世界体制の崩壊と新自由主義の破産のもとで、世界危機の歴史的火点である朝鮮半島・韓国から、ついにプロレタリア世界革命の時代が始まったことを告げ知らせている。
 この韓国情勢に震え上がっているのは米帝と日帝・安倍政権である。安倍が何よりも恐れているのは、この韓国民衆の巨大な闘いが日本にも波及することである。歴史的にも日本と朝鮮の階級闘争・革命運動は一体であり、両者は連動している。何よりも、11月労働者集会の画歴史的な成功は、まさに民主労総をはじめとする韓国民衆の決起に励まされ、連帯する闘いとして、日本の労働者階級が総決起してかちとられた。それは大坂同志に対する「懸賞金300万円」大キャンペーンをはね返しての総決起である。
 今一つに、この攻撃は星野文昭同志奪還の闘いが、星野同志を絶対に取り戻す新たな地平を切り開いてきたことに対する、安倍政権の大反動である。この間、全国各地で星野同志奪還の闘いとして絵画展が取り組まれてきたが、その中軸を闘う労働組合が担うことで、どの絵画展も大成功している。星野奪還闘争が、闘う労働組合をよみがえらせる水路となって労働者階級の魂を呼び起こし、国鉄闘争と一体となって前進している。生きるために必死に闘っている青年・学生をはじめ、安倍政権に怒るすべての民衆の希望となって、新たな決起をつくり出している。まさに星野同志奪還の闘いは、新自由主義を打ち破る階級的労働運動と一体である。
 11・6東京―12ソウル国際共同行動の大勝利の地平から、韓国に続くゼネストと安倍打倒の闘いを全力で推し進めよう。1千万労働者階級と結合し、大坂同志を絶対に守ろう。星野同志を絶対に取り戻そう。
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