日本でのゼネスト―革命へ闘う革共同に絶大な冬期カンパを

週刊『前進』04頁(2801号03面02)(2016/11/28)


日本でのゼネスト―革命へ闘う革共同に絶大な冬期カンパを


 11月12日、ソウルの街は「パククネ退陣」を叫ぶ100万人を超える人波で埋め尽くされ、解放区と化しました。組織された労働者階級の根底的な闘いと、マグマのような若者たちの巨大なエネルギーが結びつくことで切り開かれた解放空間。動労千葉訪韓団220人は、韓国労働者人民と渾然(こんぜん)一体となってこの歴史的経験をともにしました。革共同もともに闘う中で、身を洗われるように自己を一変させました。新しい革共同に生まれ変わって日本の地でゼネストとプロレタリア革命を実現させることを固く誓います。革共同への絶大なカンパを心から訴えます。

若者がソウルの街制圧

 11月12日のソウルでひときわ光彩を放っていたのが、圧倒的な数の中学生、高校生、大学生の若者たちでした。日本以上の過酷な「学歴社会」「競争社会」、心を病むほどの受験勉強に追い込まれながら、その末にあるのはOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最も自殺率が高いという悲惨な現状。「自殺するために勉強しているんじゃない!」という高校生の叫び。一流大学に不正入学したチェスンシルの娘、特権層への怒りが爆発しました。
 1997年以降のIMF(国際通貨基金)管理体制下で一気に進んだ韓国社会の新自由主義化の中で政治を奪われてきた学生たちが、梨花女子大やソウル大を先頭に、全国で戦闘的な学生運動を復権させました。「七放世代」(恋愛、結婚、出産、マイホーム、人間関係、夢、就職の七つを諦めざるを得ない世代)、「ヘル(地獄)朝鮮」という苛烈(かれつ)な現実に追い込まれ、未来を奪われてきた若者たちが、陸続と決起を開始したのです。
 日本の学生、青年労働者が置かれている現実も、韓国とまったく同じです。日本の学生、青年労働者は必ず決起します。京大、法政大を先頭に全学連が、マルクス主義青年労働者同盟が、必ず切り開きます。
 民主労総は、11月30日に「社会を止める民衆ゼネスト」を行うと決めました。学生たちは連帯して同盟休校に、教授たちは同盟休講に決起し、農民は仕事を止めて農業機械を引っ張って、自営業者は1日閉店して、すべての市民がともに歩む「国民抵抗権行使の日」とし、パククネ即刻退陣を訴えています。

労組の決起で情勢動く

 労働組合が諸階層人民をも獲得して社会を止めるゼネストに決起することで、ブルジョア支配を崩壊させる闘いへの突入です。全人民の決起で財閥体制=ブルジョア権力を打倒し、プロレタリア権力を打ち立て、新しい社会体制を創造していくプロセスの始まりです。
 この闘いは、必ずや新しい労働者の政党を求め、つくり出します。革共同は民主労総とどこまでも苦闘をともにしながら、反帝国主義・反スターリン主義世界革命の党をともに建設し、韓国と日本でプロレタリア革命を切り開く決意です。
 日米帝国主義は戦争手段を駆使してパククネを支えています。トランプはパククネに電話で2800人の在韓米軍は残すとメッセージを送りました。日韓政府は11月23日、韓国国民が猛反対しているGSOMIA(日韓軍事情報保護協定)に署名しました。これに対して11月30日、日本の労働者人民は全国で、韓国民衆ゼネストと連帯してGSOMIA粉砕闘争に決起します。アメリカ全土でも反トランプデモが嵐のように巻き起こっています。

パククネ・安倍を倒そう

 韓米日の国際連帯で、パククネ打倒の闘いを貫徹しよう。安倍打倒、トランプ打倒の闘いをさらに爆発させよう。
 革共同は今夏参院選で新しい労働者の政党へと飛躍する闘いに本格的に踏み出しました。この闘いの中で、『前進』を軸にした宣伝・扇動の革命、拠点建設、1千万労働者人民との結合という3大方針をつかみとり、11・6労働者集会に向かって全国で猛然と決起しました。11月国際共同行動が切り開いた地平を深め、日本においてゼネストを切り開くために、動労総連合の全国建設を基軸にした国鉄決戦の前進と、これと一体となった都労連決戦をこじ開けます。
 革共同を本格的な革命的労働者政党に飛躍させるために、すべての読者、支持者の皆さんは革共同に結集してください。人生と生活をかけた渾身のカンパを訴えます。
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