警視庁公安刑事を告訴 全学連大会襲撃に大反撃 弁護団31人と共に権力を断罪

週刊『前進』02頁(2804号02面01)(2016/12/08)


警視庁公安刑事を告訴
 全学連大会襲撃に大反撃
 弁護団31人と共に権力を断罪

全学連が告訴した警視庁の暴力公安刑事15人


星 隆夫


芝 拓臣


遠山信次


岡野直人


佐藤 敦


吉徳健太郎


紺野正敬


山本清仁


中山幹也


古畑直哉


西澤 雄


警察官A


警察官B


警察官C


警察官D

(写真 大会参加者を羽交い絞めにし襲いかかる公安警察)


 全学連は今年9月の全学連大会に対して東京都警視庁の公安警察官が行った凶悪なテロ襲撃に対し、31人の大弁護団とともに11月29日に告訴および損害賠償請求訴訟を提訴し、大反撃に立ち上がった。闘うすべての労働者・学生の力を結集し、告訴・国賠闘争に絶対勝利しよう。

記者会見に10社

 全学連は公安警察に対する告訴と国賠闘争を安倍打倒の階級決戦として闘いぬきます!
 11月29日の告訴状提出と国賠提訴を受け、11月30日に弁護士会館で記者会見を行いました。記者会見には代理人弁護士8人とともに、告訴人兼原告である作部羊平全学連書記長(京都大学同学会委員長)と原告である斎藤郁真全学連委員長が出席し、10社のマスコミが取材を行いました。
 斎藤委員長は、「3・11大震災・原発事故以降、多くの人びとが立ち上がる中で、国家権力は民衆への監視、弾圧を強めている。告訴に踏み切ったのは公安警察の襲撃事件を全社会的に暴露し、闘えば勝てることを示したかったからです」と語りました。
 京都から駆けつけた作部書記長は、「昨年京都大学で反戦バリケードストライキを闘った。国家権力は私を含む6人を『威力業務妨害』で逮捕し、23日間勾留したが全員不起訴釈放せざるを得なかった。学生が行動することを絶対に認めない公権力を断罪して闘う。絶対に勝ちたい」と表明しました。
 告訴の主任弁護士の藤田正人弁護士は、11月29日午前11時過ぎに東京地方検察庁に告訴状を提出したことを報告し、「告訴人は作部君ら5人の全学連の学生です。被告訴人は警視庁公安部公安第一課に所属する警察官15人です。罪名罰条は『特別公務員暴行陵虐』、『特別公務員職権濫用(らんよう)致死傷』、『共同共犯』です。映像を見ていただければわかりますが、公安警察官が一方的な暴行を振るっていることは明らかです。検察庁に受理させて闘う」と決意を語りました。
 国賠の主任弁護士の森川文人弁護士は、「東京地裁に提訴が完了しました。原告は告訴人5人に全学連(代表者・斎藤委員長)が加わっています。各自200万円の慰謝料を被告の東京都(小池百合子都知事)と15人の公安警察官に求めています。全学連大会を公安警察官が物理的に破壊したことは、憲法21条『集会・結社の自由』の侵害であり、前代未聞の事件です」と公安警察を弾劾しました。
 質疑応答を挟んで、代理人弁護士全員が警察権力の襲撃への驚きと怒り、裁判闘争に向けての意気込みを語り、記者たちに注目を訴えました。

公安は意気消沈

 同日午後、都内で行われた韓国民衆ゼネスト連帯デモには、警視庁公安部約40人が弾圧態勢をとり、監視に来ていましたが、集会場に近づくことすらできず、まったく覇気がありません。斎藤委員長が集会の基調を行い、「闘い次第で敵を追いつめることはできる! 闘えば勝てる!」と喝破したように、国家権力との関係は一変しています。
 「戦争か革命か」の激動情勢の中で、日帝・安倍政権の弾圧実働部隊である警視庁公安部と真っ向激突し、彼らをグラグラにさせていることは決定的です。京大処分撤回闘争の大爆発をかちとる大チャンスです。
 攻撃の手をゆるめることなく、敵を追いつめ、闘いぬきます!
(全学連救対部・洞口朋子)

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改憲阻止、あべ倒せ!/韓国民主労総ゼネスト連帯!ストライキで朝鮮侵略
戦争止めよう!/京大反戦ストへの無期停学処分撤回!
12・12京大大集会
 12月12日(月)正午 京大集会(京都大学時計台前)
        集会後、署名提出行動と京大キャンパス一周デモ
        午後6時30分 集会&市内デモ(三条大橋下)
 主催/京都大学全学自治会同学会中央執行委員会

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