ゼネストで辺野古阻止を 沖縄を朝鮮戦争の出撃基地にするな 国際連帯・共同行動沖縄の結成へ

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週刊『前進』02頁(2824号01面01)(2017/03/02)


ゼネストで辺野古阻止を
 沖縄を朝鮮戦争の出撃基地にするな
 国際連帯・共同行動沖縄の結成へ

(写真 汚濁防止膜を固定するための大型コンクリートブロック4個を海中に投入するクレーン船【2月7日 名護市・辺野古沖】)


 2017年、沖縄が歴史的な決戦を迎える中で、「労働者民衆の国際連帯で朝鮮侵略戦争を阻止しよう」と国際連帯・共同行動沖縄の3・19結成総会への賛同と参加が呼びかけられています。沖縄米軍基地を、米日の朝鮮侵略戦争の最前線基地にさせるな! 辺野古での海上着工弾劾! 韓国民主労総に続く沖縄ゼネストで、すべての米軍基地を撤去しよう。
 安倍政権は2月6日、名護市辺野古で新基地建設に向けた海上工事に着手した。7日以降、大型コンクリートブロックの海中への投入や、昨年3月以降中断していた海底掘削(ボーリング)調査の再開を強行している。5月にも護岸工事に着手しようとしている。安倍政権は既成事実による「あきらめ」を狙い矢継ぎ早に攻撃をしかけているが、そんな攻撃に誰ひとり屈してはいない。今こそ140万沖縄県民の怒りのマグマを根底から解き放って闘おう。
 沖縄現地でのこの情勢は、沖縄を再び東アジア―朝鮮半島での戦争の最前線基地にしようとするものである。2月10日の安倍・トランプの首脳会談と日米共同声明は、日米安保同盟を核軍事同盟へと大転換した。安倍とトランプは世界大恐慌の激化と世界革命の切迫におびえているからこそ核戦争放火者として全世界の労働者人民の前に登場してきたのだ。
 日米共同宣言は戦後初めて、核の先制使用を公然と明記した。その標的は朝鮮半島である。北朝鮮の体制転覆を狙う戦争であると同時に、「パククネ完全打倒・財閥解体」を掲げ労働者革命へ向かう韓国民衆の闘いを圧殺するための戦争だ。
 日米安保同盟の最大の実体をなす沖縄基地は核基地として、朝鮮侵略戦争の軍事拠点として一大強化されようとしている。日米共同声明では辺野古基地建設を「唯一の解決策」と明記した。さらに安倍は、14日の衆院予算委員会で19年2月までに普天間飛行場を運用停止するという政府と県の約束に関し「5年(以内の運用停止)ということは難しい」と明言した。〝辺野古も建設し、普天間も使い続ける、沖縄県民は黙って受容しろ〟というのである。こんなことを誰が許せるか! 日米安保もろとも安倍政権を打ち倒そう。
 日米安保同盟による核戦争・朝鮮戦争を許すのか否かをかけた激突が、沖縄現地を先頭に始まっている。この闘いの勝利の展望は、基地内で働く労働者を先頭とした全島ゼネストと、沖縄―本土を貫くゼネストと国際連帯にある。かつて「復帰」闘争の先頭に立ち、ベトナム戦争に絶対反対し「解雇撤回・基地撤去」を掲げてゼネストを牽引(けんいん)した全軍労(全沖縄軍労働組合)の闘いの歴史をよみがえらせよう 国際連帯・共同行動沖縄の3・19結成総会から、4・28―5・15沖縄闘争を国際連帯闘争として闘おう。

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