共同作業所への弾圧を粉砕 青年の決起で高橋さんを奪還

週刊『前進』02頁(2824号01面03)(2017/03/02)


共同作業所への弾圧を粉砕
 青年の決起で高橋さんを奪還

(写真 奪還された直後、出迎えた動労神奈川の仲間とともに勝利を喜ぶ高橋道子さん【2月24日午前 横浜地裁前】)

 2月24日、「詐欺」デッチあげで15日に不当に逮捕されていた高橋道子さんの釈放をかちとりました。不当逮捕弾劾署名はわずか数日で全国から300筆をこえ、檄文(げきぶん)とカンパが集まりました。数々のご支援、本当にありがとうございました。
 今回の弾圧は、横浜市内の社会福祉協議会の研修室を国鉄1047名解雇撤回闘争支援の交流会や地域の労働運動を担う労働者との会合のために利用したことを「差額をだましとった詐欺」だというものでした。警察のこうした筋書きは高橋さんが釈放されたことによって、完全なデッチあげであることが明らかになりました。埼玉弾圧、全学連・青野君への弾圧粉砕に続き、新共謀罪の先取り攻撃を粉砕した大勝利です。神奈川県警公安3課は恥を知れ!
 神奈川県警=安倍政権の弾圧の狙いは作業所そのものをつぶそうということでした。作業所が、津久井やまゆり園事件を生み出す政府や資本家階級と対決し、これを打ち破る場になっているからこそ、今回の弾圧が強行されたのです。
 横浜の作業所「クーニーズショップ」で働く青年労働者は高橋さんと一緒に労働組合(合同労組かながわの分会)を結成し、訪韓し民主労総との国際連帯の取り組みも強めてきました。今回の弾圧がこうした作業所への弾圧であることをはっきりさせ、団結して、「労働組合をつくって何が悪いんだ!」「作業所は奪われた労働を人間の共同性により取り戻す拠点であり、労働者=障害者=地域の人たちの拠り所である共同作業所で働き、生きるために活動することの何が犯罪なのか」と堂々とビラで訴え、連日の街宣に決起しました。動労神奈川の青年労働者ものぼりを出し決起しました。この青年労働者の決起が県警を追い詰め、弾圧を粉砕したのです。
 神奈川の仲間は、高橋さんを奪還した翌25日、直ちに横浜「イセザキモール」で街宣に立ち、3月春闘行動を呼びかけました。3月国鉄決戦―3・4小田原春闘行動、3・19「生きさせろ! 非正規職撤廃!」神奈川春闘総行動(集会と横浜市内デモ)をともに闘いましょう。
(神奈川・U)
このエントリーをはてなブックマークに追加