新宿 JR本社抗議に300人 動労東京先頭に総連合が結集

週刊『前進』02頁(2826号01面02)(2017/03/09)


新宿 JR本社抗議に300人
 動労東京先頭に総連合が結集

(写真 「第2の国鉄分割・民営化粉砕!」。JR東日本本社抗議行動に動労総連合が全国から結集し、まさに総連合統一行動としてJRを圧倒した【5日 新宿駅前】)

 「国鉄分割・民営化は失敗した! 1047名解雇撤回! JRの全面外注化・分社化を阻止するぞ! ローカル線切り捨て反対!」
 新宿駅南口のJR東日本本社前にシュプレヒコールが響き渡った。3月5日午後1時、動労総連合と支援の労働者300人がJR東日本本社抗議行動に立った。総連合の各単組が全国から結集しその力をJRに示した。
 動労東京の金子浩書記長が司会を務め、最初に婦人民主クラブ全国協議会が同日の3・8国際婦人デーを動労総連合と連帯して闘うと述べた。
 動労総連合の田中康宏委員長(動労千葉委員長)はローカル線を切り捨てるJRを弾劾し、「貧困・非正規職化、雇用と社会の崩壊をもたらした国鉄分割・民営化との闘いは絶対に譲ることはできない。解雇された1047名の仲間を職場に戻せ」と訴えた。
 動労千葉争議団の高石正博さんは「解雇撤回を闘ってきたことは間違っていなかった。原地原職奪還をかちとる」と表明した。動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は安倍とJRを打倒しようと訴えた。
 動労水戸の石井真一委員長は3月31日の常磐線の小高―浪江間の開通阻止へストを構えて闘うと述べ、動労西日本、動労総連合・新潟、動労神奈川、動労連帯高崎、動労福島がそれぞれ、外注化絶対反対、解雇撤回・非正規職撤廃へ職場から闘う決意を表明した。
 動労東京の吉野元久委員長は、山手線4駅の丸投げ外注化を打ち出したJRを弾劾し、分断をのりこえJR傘下の全労働者はともに立ち上がろうと訴えた。
 何人もの人びとが足を止め、演説に注目した。合同・一般労働組合全国協議会の吉本伸幸代表、全学連の斎藤郁真委員長が、闘う労働組合をつくり職場を奪い返そうと呼びかけた。
 その後、動労総連合を先頭とする300人は、JR東日本本社に向かってのデモに打って出た。
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