新入生と活発な討論 法政大、東北大で新歓企画

週刊『前進』04頁(2839号02面02)(2017/04/24)


新入生と活発な討論
 法政大、東北大で新歓企画


●法政大学

(写真 新入生歓迎企画として、大学の軍事研究反対の講演を行う斎藤郁真委員長【4月18日 千代田区】)

 4月18日、法政大学・社会科学研究会の主催で、全学連の斎藤郁真委員長を招き、「軍学共同と学生の貧困について考える」と題した新歓講演会を行いました。新入生も参加し、大いに議論が盛り上がりました。
 講演会後の討論の焦点になったことは、「政治と労働の分断」というテーマです。これこそ新自由主義で問題になっている核心です。キャンパスや職場では日常的に政治が奪われ、労働運動・学生運動もできない。そこ以外の街頭などで政治活動がされているあり方をどうのりこえるのかが問題になりました。
 安倍や大学当局が最も恐れているのは、キャンパスや職場から闘いが巻き起こること=ストライキです。「労働を奪還する」「学生・労働者の主体性を取り戻す」「ゼネストを闘い取るプロセスが重要だ」と活発な意見・討論が交わされました。どういう学生運動をつくりたいのかという議論は重要でした。
 今年、全学連と法大文化連盟は安倍政権と軍事研究に対して、学生が教育・政治を取り戻し、戦争を止める全国学生ストライキに挑戦します!

●東北大学


 東北大学で4月18日、京都大学全学自治会同学会の阿津良典書記長(反戦スト被処分者)の講演会が行われました。講演会のタイトルは「大学ではじまる軍事研究、それとどう立ち向かうか」です。シリア空爆が強行され、朝鮮戦争が切迫している中で多くの新入生が参加しました。
 講演は2015年の京大反戦ストライキを振り返りながら、「なぜ戦争は起こるのでしょう?」と問いかけながら新入生と討論するやり方で、非常に盛り上がりました(写真下)。「沖縄のように基地反対の意思が選挙で勝っても、国がひっくり返している。民主主義的な選挙で勝ってもダメならどうすればよいか?」という質問には、阿津書記長が「すべては実力闘争で決する」と答えるなど、活発な議論が行われ大成功しました。

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