第17期 党学校で

週刊『前進』04頁(2839号04面05)(2017/04/24)


第17期 党学校で


 第17期党学校第10回の講義と討論が「中東大戦争を阻止し、中東革命・世界革命へ」をテーマに行われました。受講生の感想です。(編集局)

中東戦争の背景と実態を知って怒りがわいた
 自治体労働者

 米帝の衰退が中東での残虐な戦争として現れて行われていることが具体的に話され、よくわかりました。
 宗派間の争いのように描き出されていますが、背景にある帝国主義(米国)とロシアの対立をはらみながら、中東の人民が戦わされている実態に怒りがわきました。
 また、トランプ政権の閣僚は中東での戦争を指導した軍人たちばかりです。安倍政権の人事(日本会議)以上です。同じとも言えますが。
 そういう中で、私たちがトルコの労働者と連帯していて、シリアには100の革命委員会があり労働者階級の闘いをしています。複雑そうに見える中東情勢も労働者階級の革命で解決できることがわかりました。

情勢を打開する力は労働者階級にあると確信
 前進印刷局員

 冒頭、講師から、中東情勢の膨大な情報、複雑な政治関係を分析する困難さ、労働者階級を形成する意義が提起され、姿勢を正しました。
 ①トランプ政権の中東政策、②シリア内戦を軸とした中東情勢、③トルコ階級闘争と整理して提起され、アメリカ帝国主義の没落が中東支配を崩壊させ、中東が帝国主義強盗どもの争奪の場になっている現状が明らかとなりました。
 シリア内戦は「アラブの春」で開始されたシリア人民の体制変革の決起をアメリカ帝国主義が圧殺するために、外国人部隊を送り込み混乱させる「不安定化政策」にあることも、討論で深まりました。
 中東情勢を打開する力は労働者階級の力、その国際連帯にあることも確認できました。
 その点からも、11月集会でトルコ労働者階級と合流できたことは決定的です。中東の中心にあるトルコで反スターリン主義の労働者階級の仲間が闘っていることは、帝国主義の中東分断支配を、スターリン主義をのりこえてプロレタリア革命で解決することを示しています。
 独裁下で困難な闘いを強いられているトルコの仲間と固く連帯して、東アジアでパククネに続き安倍を打倒し、労働者階級の国際的な闘いを前進させていきましょう。

反帝・反スタの立場こそが複雑な情勢をも解明
 救援対策部員

 中東問題ということで講師の準備も大変だったと想像します。
 レポートは大変な力作で勉強になりました。確かに、かなり複雑至極だと思いましたが、複雑であればあるほど「反帝・反スターリン主義」の綱領的立場、〝真の〟マルクス主義こそが、この事態を〝路線的〟に整理できると思いました。
 トルコの労働者階級の闘いを軸にすえて整理したことで、階級対立の構図もはっきりしてきたと感じました。階級的労働運動こそが人類史を切り開くことが再確認(再確信)できました。

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