すべての核兵器と戦争に反対!沖縄のために闘う同志とともに進む! 民主労総ソウル地域本部南東地区協議会議長 パクチュドンさん

週刊『前進』02頁(2844号02面02)(2017/05/18)


すべての核兵器と戦争に反対!沖縄のために闘う同志とともに進む!
 民主労総ソウル地域本部南東地区協議会議長 パクチュドンさん

(写真 発言するパクチュドンさん)


 平和の地・沖縄のために闘っている同志たちとともに進もうと、韓国ソウルから駆けつけました。連帯の決意を込めて力強くあいさつします。トゥジェン(闘争)!
 住民3分の1が太平洋戦争で犠牲になった沖縄、そして思想が不純だという理由だけで島民10分の1が虐殺された韓国の地、済州島(チェジュド)の大虐殺、これらすべてのものに軍国主義と戦争という共通点があります。
 米軍占領下で27年間、復帰して45年、依然として沖縄は、駐日米軍の70%が駐留する戦争のための軍事基地であり、それでも足りず米軍と日本政府は再び辺野古新基地を建設しながら、沖縄を平和の島としようとする多くの人びとを闘う以外ないところに追いやっています。
 済州島カンジョン村では海軍基地建設に対し平和な済州をつくろうと闘い、慶尚北道のソンジュ(星州)では平和な村を守ろうと、高高度ミサイル防衛体系である米軍のサード基地構築と闘っています。サード反対闘争には地域をこえた全国民的支持と連帯の動きが始まっています。
 北朝鮮の核実験とミサイル発射を口実として、韓米間の軍事訓練が強化され、あたかも朝鮮半島にすぐにでも戦争が起きそうな不安感が造成され、日本は自衛権という美名のもとに平和憲法に違反し、軍事力を強化しています。
 太平洋戦争と朝鮮戦争を体験した私たちは、その記憶の中で戦争反対と平和を叫ぶ闘いをしていますが、韓国と日本には依然として軍国主義と戦争の亡霊が存在します。
 今年3月10日、寒さを押して光化門広場に集まった延べ人数1700万を超える韓国の市民と労働者は、国政を壟断(ろうだん)したパククネ大統領をロウソクのともしび一つで弾劾し、拘束させ、パククネに追従した積弊勢力を審判する闘いを継続しています。
 軍国主義と戦争のイデオロギーに便乗しながら、資本は労働者をより一層搾り取り、低賃金と解雇、そして非正規職をより一層拡大しつつ、労働組合を弾圧しています。
 1987年6月の民主化闘争から30年を迎え、民主労総は政権と資本に対して反撃を準備しています。2017年、民主労総は、△最低賃金1万㌆実現△公共および安全インフラ拡充で100万の良い働き口創出△労働法全面改正およびすべての労働者の労働3権保障△社会公共性強化△生命、安全が尊重される社会建設△すべての非正規職を撤廃して正規職化をかちとるなどの要求を掲げて、6月社会的ゼネストを闘います。
 朝鮮半島の南と北、そして日本で、すべての核兵器と戦争武器に反対し、戦争に反対し、人権を守り、平和を守り、差別をなくし、労組活動をする権利を取り戻しましょう!
 「復帰」45年沖縄! 今こそ軍事基地から完全に沖縄県民の島に取り戻すことを民主労総ソウル本部として切に望みます。トゥジェン!

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