NAZEN東京集会へ 福島署名・被曝労働拒否を

週刊『前進』04頁(2859号03面02)(2017/07/10)


NAZEN東京集会へ
 福島署名・被曝労働拒否を


 7・16NAZEN東京集会に集まり、活発な議論に加わることを訴えます。今年前半の反原発運動の経験を共有し、後半の一層の高揚へ労働者人民の熱意と底力を出し合いましょう。特に、「被曝と帰還の強制反対署名」を拡大し、被曝労働拒否闘争を新たに発展させ、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキに決起しよう。

帰還強制許さない

 今年前半は、被曝と帰還強制をめぐる3・11後最大級の攻防でした。政府は3月31日〜4月1日に4町村の避難指示を解除し、福島県は「自主避難者」への住宅提供を打ち切り、同時に小児甲状腺検査も縮小しようとしました。原発事故がなかったかのようにする、とてつもない暴挙です。
 これに対して昨秋から「被曝と帰還の強制反対署名」が取り組まれ、NAZEN東京は署名に総力を挙げてきました。避難者最多の東京では、「残留避難者」が人生をかけて集団決起しました。こうした思いを体現して3・31都庁包囲デモと、JR常磐線の浪江延伸に反対する動労水戸を先頭にした4・1浪江駅頭行動が闘われ、記念式典を粉砕しつくしました。励まされた避難者たちは今村雅弘復興相の暴言に怒りを爆発させ、辞任に追い込みました。都議選では安倍にノーが突きつけられました。福島圧殺から改憲・戦争を狙う安倍を許さず、ゼネスト―革命を切り開く運動そのものです。
 今村が辞任しても住宅提供は打ち切られたままで、帰還強制も甲状腺検査縮小の動きも続いています。子どもたちの命をこれほど軽んじることなど、絶対に許せません。要求が実現するまで署名をやり続け、労働組合の再生のテコとして広げましょう。そのための教訓と課題を7・16集会で話し合いましょう。

8・5広島集会へ

 こうした中で都庁議事堂レストランで働く柿沼庸子さんが福島署名に決起して解雇され、「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」が結成されました。この運動は被曝労働拒否闘争の新たな発展です。柿沼さんが帰還強制に怒り、〈被曝は絶対に許さない〉を魂に労働組合をつくろうとしたことが核心です。動労水戸の闘いに学び、被曝労働拒否と避難・保養・医療を一体にした決起です。
 今秋10月にJR常磐線の竜田―富岡延伸が狙われ、西日本では原発再稼働が相次いでいます。福島では帰還強制を止めるため、労働組合の被曝労働拒否の闘いが求められています。動労水戸、舞鶴、愛媛、ふくしま共同診療所などの運動を糾合し、被曝労働拒否と避難・保養・医療の運動を発展させましょう。8・5広島の被曝労働拒否!福島連帯集会に集まりましょう。

核戦争を止めよう

 今年前半の運動は、朝鮮侵略戦争・核戦争を阻止する闘いでもありました。福島の怒りを共有し韓国・民主労総と連帯することが、私たちの運動のエネルギー源です。福島の子どもたちの命を脅かしながら、朝鮮に核戦争をしかけるトランプ・安倍を倒しましょう。
 4月には米国家安全保障会議(NSC)が在韓米軍への戦術核再配備を大統領に提案しました。日帝・安倍も核武装のための原発再稼働に固執し、敵基地攻撃能力を持とうとしています。「国際連帯で、トランプ・安倍の朝鮮戦争・核戦争を阻止しよう」を掲げ、8・6―8・9に決起しましょう。(NAZEN事務局・伊谷和男)

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フクシマ・オリンピック!? どーすんだよ?!
7・16怒りのしゃべり場パート2
 7月16日(日)午後2時30分開場 午後3時開会
 西荻勤労福祉会館 JR中央線西荻窪駅北口徒歩15分
 呼びかけ NAZEN東京/集会実行委員会

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