機関紙拡大が進む 都議選で定購獲得青年が地域で奮闘 東京東部

週刊『前進』04頁(2875号04面03)(2017/09/11)


機関紙拡大が進む
 都議選で定購獲得青年が地域で奮闘 東京東部


 都議選の総括の一つは、杉並から『前進』の定期購読者をつくることと地区でも話し合い、7月中に総力で担当地域を回った。そして8月までに4人の定購者ができた。いずれも60代か70代だ。かつて学生運動や労働運動をやった人が安倍に怒り、「新しい労働者の政党」に期待して定購者になっている。投票したかどうかストレートに聞いて反応した人に『前進』を買ってもらい、一気に購読を切り出して定購者になっている。そのうちの一人とは読み合わせ会が続いている。
 また『前進』2ページ版を使って選挙戦を闘ってから、自分の地元地域でも読者網をつくるんだと奮闘している若い同志がいる。何回断られても足を運び、団地や商店街での署名活動を通して『前進』の購読を訴えている。時に公明党や共産党と大論争になっても絶対にめげない。改憲・戦争に対する激しい憤りと結びついて真正面から『前進』で勝負している。8月末には公園で出会った人とその場で読み合わせすると、その人は家まで連れて行き、1年分の購読料を払ってくれた。会議でその報告を聞き誰もが驚いた。
 この半年の教訓をいくつか報告したい。3・1ビキニデーに参加した20代の契約社員の女性は、3・11から6年たって、職場のみんなが反原発と言わなくなったのがおかしいと、書店に行き、写真も多くロゴがかっこいいと『前進』を買ってみたと言う。
 定購者になった彼女はわからないことを次々聞いてくる。青年との討論は紙面改革の鍵だ。特に「『前進』が中核派の機関紙だとすぐにはわからなかった。紙面に中核のロゴや写真が入るようにしてほしい」と言っている。
 減部から学ぶことも多い。理由は親との関係だったり、本人が病気だったり、経済的な理由だったりとさまざまだ。
 増やしたら維持する闘いが重要だ。忙しくても配布を切らしてはダメだ。金がきつい人が多い。その人から月1800円もらうのだから、月に1回は会って感想を聞くように、またできるだけ読み合わせ会に持ち込むように努力している。毎週の地区の会議の議題にして、機関紙活動を討論しながら進めていきたい。
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