大阪市職拠点化へ総力戦 民営化との闘いめぐり討論

週刊『前進』04頁(2879号02面03)(2017/09/25)


大阪市職拠点化へ総力戦
 民営化との闘いめぐり討論

(写真 関西の全産別・地区の労働者が結集し「主流派として躍り出て職場丸ごとの決起つくろう」と熱く討論【9月9日 大阪市】)

 9月9日、大阪で関西労組交流センター自治体労働者部会主催の自治体民営化反対討論集会が開かれた。全産別・地区の労働者60人が結集し、次のように総力戦の決意を固めた。

反戦は正面課題だ

 戦争・改憲反対は労働組合の正面課題だ。自治労本部は組合員の思いを裏切り戦争推進へ本性をむき出しにしている。沖縄平和行進や広島・長崎闘争も形ばかりだ。安倍政権はなりふり構わず民営化による労組破壊を進めている。民営化反対は戦争反対の闘いとなった。圧倒的多数が支持する正義の闘いだ。
 奈良市の下水道民営化反対義務付け訴訟、大阪市の下水道民営化・転籍反対の闘い、京都府職労舞鶴支部の原発再稼働反対は現場を担う労働者の労働に対する誇りである。民営化や再稼働は地域の労働者すべての命の問題に直結する。奈良市従、大阪市職、舞鶴支部に革命の拠点を建設し、ソビエトをつくりだそう。

絶対反対の旗立て

 自治労本部そのものである大阪市職の中でどう組織化を進め、拠点としていくかが議論の中心となった。
 大阪市職の闘いは、赤田由行さんの路線的闘いの中で前大阪市長・橋下徹を打倒する地平を開いた。橋下は結局、組合をつぶせなかった。本部は屈服したが絶対反対の旗は現場組合員に勇気を与えた。労働者としてのあり方を突きつけ、さまざまな決起をつくり出した。今からが勝負だ。
 この時代に職場と大阪市職全体の闘いをどう結びつけるかの議論になった。職場の人員問題、評価制度などを労組全体にかけられた攻撃として、労組の闘いとして闘う。拠点の闘いで面を制圧する闘いである。
 労働者に国、資本と折り合う選択はない。攻撃は労組破壊、解雇、非正規職化であり絶対反対しかない。絶対反対の旗をみんなに見えるように高く掲げよう。生きることは闘うことだ。もう闘うしかないと労働者の決起が始まっている。どういう時代かはっきりさせれば闘う方針が鮮明となる。正規・非正規の団結をどうつくり出すか。総非正規職化の攻撃がかけられている。非正規職の問題は正規職の問題だ。議論すればすぐにわかる。職場丸ごとの決起をつくり出せる。

主流派へ躍り出る

 自治労本部崩壊情勢だ。主流派として躍り出よう。大阪市職の拠点化へ、現業、保育などあらゆる分野で民営化反対の闘いをつくり出す。集会、保育署名、学習会を関西の総力でやっていく。そして奈良下水道民営化反対でつかんだ「現場の労働そのものが民営化反対の中身である」ことを深めながら拠点をつくり出すことを決戦方針として決定した。
(関西自治体労働者委員会・深町加代子)
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