斎藤いくまさんを応援します

週刊『前進』02頁(2884号01面02)(2017/10/12)


斎藤いくまさんを応援します

憲法改悪を共に阻む
 とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長 西川重則さん

 戦後72年、日本国憲法施行70年の年にあって、私は戦後史を総括しながら厳しい日本の政治状況を直視しています。若い方々が一人でも多く、今後の日本のあり方、展望を真剣に考えることを望んでいます。
 そうした現状にあって、29歳の斎藤いくまさんが衆院選出馬を決意されたことに心から敬意と感謝を述べさせていただきます。斎藤いくまさんが主張する「朝鮮戦争反対! 改憲阻止!」は、私が今、最も声を大にして訴えたい主張です。若い世代の代表として当選されることを心から願う者として、喜んで推薦させていただきます。
 私はこれまで18年、憲法改悪反対、戦争絶対反対の立場で国会傍聴をしてきました。斎藤さんが当選され、衆院議員として国会で質問される時には、私は主権者・有権者の一人として傍聴席でそのすばらしい発言を聞かせてもらいます。そして私も、安倍首相、閣僚、自民党の国会議員に今までの憲法違反の動向を繰り返させない共なる闘いを闘います。
 言うまでもなく、日本は戦前・戦中・戦後のアジアに対する加害の歴史を反省しないで、再び侵略・加害の道を歩んでいます。
 この安倍政権を打倒すると共に、国の内外労働者と共なる闘いを闘うために連帯の輪を広げ、平和を創(つく)り出す努力をなし、世界の平和の実現をめざしましょう。
 憲法改悪反対、戦争絶対反対の共なる闘いを闘う新たな決意を共有し、あらためて斎藤いくまさんを推薦します。

革命の奇跡起こそう
 動労水戸副委員長 辻川慎一さん

 私は、JR東日本のエルダー社員再雇用制度を使った労働者の団結破壊・不当労働行為の配置転換を拒否して解雇された。福島第一原発の脇を通る常磐線をオリンピックまでに通し、被曝を強制することで原発事故をなかったことにするための解雇だ。常磐線の車両基地である勝田車両センターに、辻川は絶対に置けない。その一点だ。
 時あたかも、北朝鮮をめぐり核戦争の危機が到来している。安倍も小池も改憲と核武装論者だ。核武装のためには子どもたちや労働者が何人死のうとも原発を維持する。そのためにJR東日本は勝田車両センターからの排除を私に突きつけた。私は、目先の雇用のために決定的屈服を要求するJR東日本と一歩も引かない闘いをやりぬいた。
 この激突と、斎藤いくま君の立候補の決断が完全に重なった。資本主義の終わり、戦争と貧困、命の危機の時代にいかに自分を打ち立てるのかという問題だ。それは、孤独な決断ではなく党と労働者階級の歴史的闘いとその継承の上に打ち立つということだ。
 私は斎藤いくま君と共に街頭に立った。斎藤いくま君が「共産党は職場・学園の現場では絶対闘わない。それどころか闘う労働者・学生への弾圧を呼び掛けている。私たちとは全然違う!」と話すと「イクマ!」と声がかかる。問題は、徹頭徹尾、宣伝であり一緒に闘ってくれる人びとの参加だ。斎藤いくまの「この国に革命を!」というスローガンは、この選挙戦を革命の奇跡にするということだ。

命かけて声上げよう
 都庁議事堂レストラン福島署名解雇者 柿沼庸子さん

 私は小池都知事のお膝元、東京都庁議事堂レストランで働いていました。今年4月、福島への帰還と被曝の強制に反対する署名を職場で集めたことで解雇されました。小池知事は「脱原発」と言いますが、福島からの避難者に対する住宅提供を打ち切って、家まで追い出しにかかっています。避難者は避難者としてカウントすらされなくなり、福島原発事故をなかったことにして、オリンピックをやろうとしている。何が脱原発か!
 子どもたちが191人も甲状腺がんになっています。私は女手一つで子どもを育てています。子どもが食べるもの、飲む水、吸う空気に本当に気を付けてきました。しかし福島原発事故で子どもの安全も、健康も、未来もすべて奪われた。命をかけて声を上げていく時です。
 斎藤いくま君は自分の大学で戦争反対を言って退学処分にされた。私は職場で原発反対を言って解雇された。これが安倍政権であり、小池都政です。全部うそだらけ。国民を守ると言って守られたことありますか。森友・加計には私利私欲で血税を湯水のように使う。そしてお金が足りないから消費税を10%にします? 冗談じゃない。
 斎藤いくま君は全人生をかけて自分たちの未来、まだ見ぬ将来の命のために、この国に革命が必要だと立ってくれました。すべての労働者が生きられる社会をつくるために全身全霊で共に闘い抜く覚悟です。

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