団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2885号04面05)(2017/10/16)


団結ひろば 投稿コーナー

青年を殺して50万円か!
 東京 霧山明彦

 10月6日に、電通で高橋まつりさんが過労自殺した事件の裁判の判決が出ました。新聞記事を読み、怒りと驚きで体が震えました。
 判決は、検察の求刑どおり電通に罰金50万円。青年を過労死させて、たったこれだけ! 資本ごと監獄にぶち込んでやりたい!
 記事には、ほかの企業で起きた同じ事件の判決も載っていました。靴販売のABCマートや量販店のドン・キホーテ、そのほかも一律罰金50万円。裁判所も検察も、企業おかかえの弁護士も、一緒になって青年の過労死に加担している。
 安倍首相は、自分の政権下でGDPが上がったと言っているが、青年を過労死するまで働かせて、使い捨てて稼いだ金だ。そんなものを誇らしげに語るとは!
 高橋まつりさんが自殺に追い込まれた当時の電通の対応も許せない。14年度の残業時間の上限は、労働者側との協定で月50時間。しかし1400人以上をそれより長く働かせていた。違法状態だったから上限を月100時間に延ばした。こんなことがまかり通るから、この国は腐るんだ。
 企業は労働者の健康も命も生活もまったく気にしない。安倍は「国民の生活を守る」と言うがウソだ。「法律を守るように」としか言わない小池も同罪だ。残業月100時間までの法律を認める連合も同罪だ。
 就職難、いじめ、ブラック企業、貧困で、青年は殺され続けてきた。闘って団結して生きる時代だ。「この国に革命を」と訴える斎藤いくま候補は、革命を望むすべての青年の怒りと希望の先頭に立っている。

衆院解散で国鉄署名3倍に
 東京 戸田伊作

 私はこの10年間、週に1度は駅前に立ち、「国鉄署名」を集めてきた。その経験からしても、安倍が解散を口にした後の、労働者大衆の政治意識の劇的変化に驚いている。1時間で署名が平均5筆だったのが15筆へと3倍化し、11・5労働者集会のチケットが「行きます」と言って買われ、『前進』が買われ、カンパも相応に増えている。たった2週間で、戦争法国会の時と同じ状況になった。
 安倍のクーデター的解散が公表された9月18日から、「ビラを下さい」と寄ってくる人が現れ始めた。今までになく、1時間に3、4人のペースだ。私が「安倍を倒せ」のゼッケンをつけているので寄ってくるのだろう。
 月末に同じ場所で反原発署名や星野署名などを集めている署名仲間からも、「上向き始めた。いいぞ」との報が入った。小池新党立ち上げにも、「小池にだまされちゃ駄目よ」と言って署名する人が増えた。小池のむき出しの権力欲、核武装論者の正体があらわになった。杉並区の駅頭でも同じだった。
 「福島署名を理由に首を切ったくせに、何が『原発ゼロ』だ。ペテン師め」(都庁レストラン被解雇者の柿沼さん)という怒りが小池の心臓を射抜いている。労働者の怒りのマグマは体制内勢力の制動を吹き飛ばし出口を求めている。これに応えよう。斎藤いくま候補の杉並区での出馬、安倍・トランプ会談粉砕の11・5集会で、力ある労働者の党を登場させよう。

4労組がリードし地区集会
 千葉 C

 「改憲と労働法制改悪反対! 9・30千葉集会」が9月30日、千葉市民会館で行われ、138人が結集した。11・5労働者集会―改憲阻止1万人大行進への総決起集会として大成功した。
 朝鮮侵略戦争の急切迫と改憲攻撃の本格化の中で、千葉県における労働運動の主流派への飛躍と変革をかけ3カ月前から準備して、この間の地区集会では最大の結集を実現した。特に戦争・改憲攻撃に対して、職場から闘う労働組合をつくりだし、労働運動の力で戦争を阻止することを基軸にすえたことが集会への求心力を生み出した。
 ゲストとして「日の丸・君が代」不起立闘争で分限免職攻撃を打ち破った根津公子さんが発言した。職場で戦争・改憲攻撃と非和解で闘い勝利してきた根津さんのような闘いが、すべての職場で求められている。
 動労千葉、ユニオン習志野、船橋二和病院労組、ちば合同労組の4労組が中心となって集会と結集をリードした。各労組で集会への初参加者が生み出され、労組拠点建設が前進した。4労組からは職場で資本や当局と非和解で激突して闘う中で、組合員の団結がつくられていることが報告された。これが戦争・改憲を阻止する力であることが圧倒的に実感された。
 三里塚反対同盟の太郎良陽一さんと「内房線を守る会」から闘いの報告があった。三里塚では空港周辺地域住民の新たな決起が始まり、内房線の切り捨てでは自治体をもまき込む署名運動が発展している。
 学生からは、斎藤いくま全学連委員長が衆院選に決起することや、激しい競争の中でまじめな学生ほど政治と向き合うことが奪われていることが報告された。
 六つの労組・地域拠点を先頭に膨大な青年労働者と学生を獲得する決定的な一歩を踏み出す集会としてもかちとられた。

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