国鉄・都労連決戦勝利へ 革共同に絶大なカンパを

週刊『前進』04頁(2895号03面02)(2017/11/20)


国鉄・都労連決戦勝利へ
 革共同に絶大なカンパを


 すべての同志のみなさん、『前進』読者のみなさん、労働者人民のみなさん!
 2018年は世界戦争か世界革命かの歴史の分岐点となり、日本階級闘争はその最大の決戦場になります。革共同は、安倍の戦争と改憲、労働法制改悪の攻撃と真っ向から対決し、1917年ロシア革命を引き継ぐ闘いに挑戦します。これに勝利するために圧倒的な冬期一時金カンパを訴えます。
●米日の朝鮮戦争を許さない
 世界史は、東アジアを発火点とする新たな世界戦争の勃発へ動き出しました。日・米・中などによって展開されたバブル経済は、はじけ飛ぶ寸前です。各国支配階級にとっては、その前に戦争に突入する以外に延命の道はありません。労働者階級にとっては、戦争を始まる前に止めることで革命に突き進む好機が到来しているのです。
 トランプのアジア諸国訪問と一体で、米海軍は空母3隻態勢での軍事演習、韓国海軍や海・空自衛隊との合同演習を展開し、北朝鮮に軍事的重圧を加えています。そのまま戦争に突入してもおかしくない事態です。
 重要なのは、トランプがアジア歴訪に先立ち、ハワイの真珠湾で「リメンバー・パールハーバー」を叫んだことです。アメリカ帝国主義は、没落からの立ち直りをかけて対日、対中争闘戦の強化を決断し、そのテコとして北朝鮮への戦争を構えています。北朝鮮がどこまでやるかではなく、米日が戦争を決断していることによって一切が動いているのです。トランプは北朝鮮のみならず、日本を含めた東アジアを焦土と化しても自国支配階級の生き残りを狙っています。このトランプを安倍は「百%」支持すると表明しました。
 これと唯一真っ向から対決し、11・5全国労働者総決起集会と改憲阻止1万人大行進が闘われました。労働者階級の国際連帯で戦争を止めるという共通の思いで、韓国の民主労総、アメリカのILWU(国際港湾倉庫労働組合)、ドイツのGDL(機関士労働組合)などが海外から参加し、全国から4800人が結集しました。
 朝鮮戦争のための衆院解散・選挙という安倍の大反動に対し、革共同は斎藤郁真全学連委員長を押し立て、「この国に革命を」を掲げて東京8区(杉並区)で2931票の決起を実現しました。さらに九州、東海、京大での共謀罪型弾圧をはねのけ、2万1千人の警察を動員した厳戒態勢を打ち破って11・5集会とデモが貫徹されました。
●青年を先頭に革命を切り開く
 この間、千葉鉄道サービス(CTS)で全員の無期転換をかちとった動労千葉、常磐線延伸阻止・被曝労働拒否闘争を闘う動労水戸、10・13ストライキで正社員化をかちとった動労東京八潮支部を先頭に、国鉄決戦は11・5集会を先頭で切り開き、2018年の闘いの基軸に据わりました。都庁レストラン解雇撤回闘争と一体で都労連決戦が前進しています。
 戦争を始まる前に止めることは可能です。ロシア疑惑のトランプ、「モリ・カケ」の安倍。日米の現政権は断崖絶壁に立たされています。朝鮮侵略戦争は日本の兵たん抜きには成立しません。しかし、労働者を戦争に動員することなど、簡単にはできません。連合崩壊情勢の中で、「2018年問題」が非正規職労働者の総反乱に転化することは不可避です。
 青年を先頭に国鉄決戦と都労連決戦を闘うことで、戦争を止め、革命を切り開くことは必ずできます。是非とも圧倒的なカンパをお願いします。

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