獄中同志の新年メッセージ

週刊『前進』02頁(2906号02面03)(2018/01/11)


獄中同志の新年メッセージ

人間的共同性の核心をつかんで力ある多数に
 水戸刑務所在監 十亀弘史同志

 迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判で懲役8年、16年6月下獄。73歳。
 監獄にいていつも思うのは、人間の社会に監獄などあってたまるか、ということです。監獄はすなわち国家です。労働者階級の闘いは国家の死滅までを展望しています。監獄も滅びます。労働者の闘いのその射程の大きさは、私の獄中闘争を励まし続けています。
 私たちはいま少数です。しかし、労働者階級の外にではなく、まさにその重心に立っています。なぜなら、私たちはマルクス主義者だからです。私たちの思いや志は、労働者階級全体の思いであり志です。革共同は労働者の党として、人間的共同性の核心をつかみつつあります。私たちのその〈質〉が〈量〉に転化する激動の時代が来ています。私たちは力をもった多数になろうとしています。
 私たちの同志によるストライキには、すでにゼネストの質が貫かれています。労働者の闘いとして最も普遍的な闘いだからです。働く全ての仲間をとことん大事にするからです。資本主義社会の理不尽と行き詰まりを示し、労働者こそが社会の主人公だと明らかにするからです。その闘いは労働の現場から、人間の人間的な未来を切り開いています。
 水戸刑務所では常磐線を行く列車の音を聞くことがあります。それは外の世界を代表する労働と闘いの響きとして耳に届きます。労働を共同性の中へ奪い返す響き、「第3の国鉄分割・民営化粉砕」「被曝労働拒否」の響きです。連合を底から打ち倒して、改憲と戦争を絶対に阻止する轟音(ごうおん)です。その鉄路を驀進(ばくしん)しよう!
 徹底して階級的であるから徹底して人間的である、それが星野文昭さんと暁子さんの闘いです。星野同志奪還の闘いは大坂正明同志の法廷闘争と相互に強め合い、今年、極めて躍動的な局面を迎えます。二人の解放は、労働者階級全体の自己解放そのものです。絶対に勝利しよう!
 迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判被告団も戦後革命期を超えるこの革命の好機を、共に前進します。

1千万の労働者階級と結び国際連帯で勝利を
 前橋刑務所在監 板垣宏同志

 迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判で懲役8年、16年6月下獄。74歳。
 安倍政権は2018年〜20年にかけて、朝鮮情勢と天皇退位・新天皇即位、そしてオリンピックを盾に一気に改憲・戦争へとのめり込もうとしています。実際にもトランプは日本海に原子力空母3隻を同時展開し、さらには過去最大規模の米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」を実施するなど、戦争挑発を続けており、安倍政権はこれに全面的に協力しています。
 何としても戦争が始まる前に労働者階級の団結と国際連帯で阻止しなければなりません。今年の闘いが重大です。
 安倍政権は戦後労働法制と雇用政策を根本から転換する労働大改悪を改憲・戦争攻撃と一体でしかけてきています。とりわけ、18年3月末の無期雇用転換逃れのための大量解雇攻撃が、すでに自動車、JR、銀行、大学などで始まっています。
 この背景には、資本主義が歴史的生命力を失い、最末期を迎えているという根本的原因があります。最弱の環である日帝は、この間、神戸製鋼や日産、スバル、三菱マテリアルなど製造業の大手が不正や偽装を長年続けていたことが暴かれ、さらには加計学園、築地市場の豊洲移転問題などで腐敗・腐朽した姿をさらけ出しています。
 安倍政権は結局、この危機を労働改悪、改憲・戦争で乗り切ることにかけるしかないのです。
 大坂さんのでっち上げ逮捕・起訴、そして京大弾圧をはじめ九州、東海、東京などででっち上げ共謀罪弾圧を連発し、攻撃をエスカレートさせているのはそのためです。
 しかし、共謀罪弾圧に対しては、完全黙秘・非転向で闘い、仲間との連帯と団結でこれを打ち破り勝利してきました。
 この戦時予防反革命的な弾圧に対しては、星野さん・大坂さん奪還の闘いを軸に闘いぬき勝利しましょう。
 さらに18年決戦を動労総連合の闘いを先頭に闘う労働組合をよみがえらせ、1千万労働者階級とつながり、国際連帯をうち固めることで勝利しましょう。
 私も獄中で闘いぬきます。共に!
 安倍政権は2018年〜20年にかけて、朝鮮情勢と天皇退位・新天皇即位、そしてオリンピックを盾に一気に改憲・戦争へとのめり込もうとしています。実際にもトランプは日本海に原子力空母3隻を同時展開し、さらには過去最大規模の米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」を実施するなど、戦争挑発を続けており、安倍政権はこれに全面的に協力しています。
 何としても戦争が始まる前に労働者階級の団結と国際連帯で阻止しなければなりません。今年の闘いが重大です。
 安倍政権は戦後労働法制と雇用政策を根本から転換する労働大改悪を改憲・戦争攻撃と一体でしかけてきています。とりわけ、18年3月末の無期雇用転換逃れのための大量解雇攻撃が、すでに自動車、JR、銀行、大学などで始まっています。
 この背景には、資本主義が歴史的生命力を失い、最末期を迎えているという根本的原因があります。最弱の環である日帝は、この間、神戸製鋼や日産、スバル、三菱マテリアルなど製造業の大手が不正や偽装を長年続けていたことが暴かれ、さらには加計学園、築地市場の豊洲移転問題などで腐敗・腐朽した姿をさらけ出しています。
 安倍政権は結局、この危機を労働改悪、改憲・戦争で乗り切ることにかけるしかないのです。
 大坂さんのでっち上げ逮捕・起訴、そして京大弾圧をはじめ九州、東海、東京などででっち上げ共謀罪弾圧を連発し、攻撃をエスカレートさせているのはそのためです。
 しかし、共謀罪弾圧に対しては、完全黙秘・非転向で闘い、仲間との連帯と団結でこれを打ち破り勝利してきました。
 この戦時予防反革命的な弾圧に対しては、星野さん・大坂さん奪還の闘いを軸に闘いぬき勝利しましょう。
 さらに18年決戦を動労総連合の闘いを先頭に闘う労働組合をよみがえらせ、1千万労働者階級とつながり、国際連帯をうち固めることで勝利しましょう。
 私も獄中で闘いぬきます。共に!

「革命の学舎」獄中から仲間と連帯し断固闘う
 大阪拘置所在監 鈴木哲也同志

 昨春、大坂正明同志と共に不当逮捕。大坂同志をかくまったとする「犯人蔵匿罪」でっち上げで再逮捕・起訴、大阪地裁で裁判中。53歳。
 ロシア革命勝利から100年の時を過ぎ、18年劈頭(へきとう)は新たな革命的激動の始まりだ。昨年1年間、私たちは連続的弾圧にもひるむことなく、階級的労働運動と革命的選挙闘争を果敢にやりぬいた。そして今、改憲と朝鮮核戦争を階級の力で阻止する最大の正念場を迎えている。
 新自由主義攻撃は、人間的共同性と旧来の団結を破壊した。労働力の再生産構造さえ維持できないほどの社会の矛盾と荒廃を生み出した。人々の怒りは沸騰し出口を求めている。
 今こそ国鉄分割・民営化と30年以上闘いぬいた国鉄闘争勢力が、労働運動の主流派に全面的に飛躍する時だ。動労総連合の全国的建設はその核だ。韓国の労働者民衆はパククネを打倒し、民主労総は「革命の継続」「労働者はひとつ」を掲げて熱く闘いぬいている。労働者階級が、自国政府打倒からプロレタリア世界革命へと前進することが圧倒的に可能な情勢だ。労働者階級は決して小さく無力ではなく、団結し結束したら社会を変えることのできる存在なのだ。その力への限りない信頼こそが勝利の鍵だ。
 2018年は、労働大改悪との全面的な決戦になる。日帝・安倍は19年の天皇代替わりをテコに、20年改憲・東京オリンピックの強行で、労働者の闘いを圧殺しようとしている。これからの3年間は、「戦争か革命か」の歴史的決着をかけた決戦過程になる。資本主義はすでに終わっている体制である。スターリン主義をのりこえた社会主義への過渡期が、今再び歴史の前面に登場してきたのだ。
 労働組合が「革命の学校」なら、獄中もまた「革命の学舎(まなびや)」である。星野さん・大坂さんの不屈の革命家魂に肉薄し、私も自らの裁判闘争を断固として闘いぬく。国家暴力=獄壁を打ち砕いて、闘う仲間とどこまでも連帯して、勝利しぬく決意である。
 心躍る2018年の激闘へ、ともに進撃していこう!

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