8・5国際連帯共同行動第1回世界大会 核戦争阻止のインターナショナル建設へ 国際連帯共同行動研究所 所長 鈴木達夫

週刊『前進』04頁(2907号04面02)(2018/01/15)


8・5国際連帯共同行動第1回世界大会
 核戦争阻止のインターナショナル建設へ
 国際連帯共同行動研究所 所長 鈴木達夫


 国際連帯共同行動研究所が、今年8月5日に広島で開催する国際連帯共同行動第1回世界大会への参加を呼びかける招請状を1月1日に全世界に向けて発した。核戦争阻止のインターナショナル建設へともに闘おう。(編集局)

招請状

 戦争・貧困と闘う全国・全世界の皆さん。当研究所は、2018年8月5日広島で国際連帯共同行動第1回世界大会を開催します。
 米国トランプ大統領と日本・安倍政権は、核兵器を使ってでも自己と資本主義の延命に走り、朝鮮半島―東アジアでの核戦争が差し迫っています。「われ亡き後に洪水よ来たれ」こそ、マルクスが喝破した資本家の本性です。世界労働者階級の団結した決起こそが、この人類史的危機を突破できます。
 パリバ・ショック、リーマン・ショックに始まった世界恐慌のなか新自由主義は破綻しました。各国帝国主義・大国どうしの市場・資源・勢力圏をめぐる争いは激化し、東アジア・中東・ウクライナを火点に、みたびの世界戦争の危機が訪れています。「この決定的な時機に諸君の声をとどろかせよ! 搾取と大衆的殺害の資本主義世界に、諸民族の平和と友好のプロレタリア的世界を対置せよ!」と誓ったバーゼル宣言(1912年)が、今よみがえります。
 1917年ロシア革命は、労働者の決起で世界史上はじめて戦争を止めました。1930年代に再度訪れた世界革命の波の帰結は、スターリン主義の裏切りによる第2次帝国主義世界戦争の惨禍でした。
 だが、「資本主義の墓掘り人」である労働者階級は不屈です。鉄道労働者のゼネストから始まった韓国民主労総の闘いは、1700万人民の決起を生み出し独裁政権を打ち倒しました。この闘いと固く連帯して戦争と労働法制解体に対決する日本の動労千葉・動労総連合。労組解体の就業規則を粉砕するフランス40万人ストライキ。アメリカのILWU(国際港湾倉庫労働組合)やUTLA(ロサンゼルス統一教組)、「ブレグジット」(イギリスEU離脱)をめぐる労働者階級の反乱。ドイツ・中国の鉄道労働者の決起。パレスチナ民衆蜂起----いま世界は労働者が主人公である「もう一つの社会」に向けて大きく動き始めています。
 命脈つきた資本主義の職場支配を食い破る階級的労働運動の強化を土台に、核戦争を阻み人類の未来を切り開く国際連帯、すなわち新たなインターナショナルの建設が急務です。その第一歩を踏み出すためにヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマを闘い続けてきた日本プロレタリアートは、8月5日広島での「核戦争阻止国際連帯第1回世界大会」を呼びかけます。万難を排してご参加下さい。
 国際連帯共同行動研究所 (東京都台東区台東1― 3―1 フドウパピルス ハイツ2F)

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