小池は柿沼解雇撤回しろ 「公文書破棄」を居直る都

週刊『前進』04頁(2909号02面03)(2018/01/22)


小池は柿沼解雇撤回しろ
 「公文書破棄」を居直る都

(写真 都庁前で座り込み【1月11日】)

 柿沼庸子さんの都庁レストラン解雇撤回を闘う東京西部ユニオンは12月25日、都議会議会局に2件の公文書開示請求をしました。
 都は労働委員会の準備書面で(柿沼組合員の)「使用者ではないので、使用者責任を負わない」とし、「株式会社はなまる」との関係について「行政財産の使用許可をしているだけで、貸借の契約書も存在しない」としてきました。しかし、「自主避難者」への住宅提供打ち切り反対の3・31都庁包囲デモに柿沼さんが参加したことに恐怖した都が、「解雇」を指示した当事者であるのは間違いありません。
 都庁レストランの業者を決めるのは議会局内の「選定委員会」で、議会局管理部長など4人の委員が選考するそうです。東京西部ユニオンは都の使用者責任を明らかにするためにも選考委員会の議事録の開示を求めました。もう一つは、はなまるへの「使用許可証やその付属文書」の開示請求です。貸借の契約書もないなら、どうして議員優先のサービスや議員専用メニュー、小池都知事が昨年10月に打ち上げたオリンピックフラッグツアー関連の「ご当地メニュー」をやらせることができるのか、明らかにさせるためです。
 ところが1月5日、都議会議長・尾崎大介名で出された通知は、なんと「選考委員会議事録」の保存期間は1年、「使用許可証やその付属文書」の保存期間は3年で、「保存期間が終了し廃棄済みのため請求内容に係る公文書は不存在」というものでした! 森友疑獄での財務省の佐川理財局長の「文書は消去され復元できない」答弁と丸っきり同じです。
 1月11日、都庁ふくしま署名解雇を許さない会は新年初の都庁前座り込みを闘い、都のとんでもない回答を暴露しました。座り込みは毎回、多くの支持や共感の声を生み出しています。
 7年目の3・11反原発福島行動、常磐線全線開通阻止と外注化反対の国鉄闘争と結んで、「働き方改革・五輪・改憲」の推進者、小池・安倍を倒す闘いを一緒に巻き起こそう!
(東京西部ユニオン・A)
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