〝国・都・区は戦争訓練やめろ〟 文京区ミサイル避難訓練に抗議

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週刊『前進』04頁(2911号01面03)(2018/01/29)


〝国・都・区は戦争訓練やめろ〟
 文京区ミサイル避難訓練に抗議

(写真 「ミサイル避難訓練」の会場間近に陣取り、戦争動員拒否で闘うことを真剣に呼びかける東京労組交流センター〈写真上〉と百万人署名運動〈写真下〉の仲間【1月22日 東京・文京区】)

 1月22日朝、国と東京都、文京区の主導で、都内初の「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練」が、文京区役所が入る文京シビックセンター周辺と東京ドームシティなどで行われ、東京労組交流センターと百万人署名運動の総勢50人が抗議行動に立った。
 「X国から弾道ミサイルが発射された」との想定で住民や企業動員の労働者約350人が都営交通・メトロの地下鉄構内や文京シビックセンターの地下などに避難するこの訓練は、住民の命を守るものではない。安倍と小池の狙いは自治体・地下鉄などの労働者と住民を動かして北朝鮮の脅威をあおり、有無を言わせず戦争に動員することだ。
 労組交流センターは、水道橋駅前でのビラまきを行って東京ドームシティ前に移動し、動労東京、婦人民主クラブ全国協、江戸川区職、教育労働者の仲間などがアピール。自作のバナーを持って駆けつけた青年が合流し、飛び入りでマイクを握り訴える人も出た。
 文京シビックセンター前には住民が集められ、Jアラートのサイレンを合図に 警察官が「至急避難してください」と叫び、地下鉄後楽園駅構内に誘導された。しかし、Jアラートは弱々しく小さな音だ。安倍も小池も、56%を超える「安倍による改憲反対」の声に戦々恐々としながらごまかし的に東京初の訓練に踏みこんだのだ。私たちの行動はロイター通信やAFP通信でも配信された。
 東京北部ユニオンは、百万人署名運動による事前の文京区への中止申し入れ(4面参照)に同行し、地域の労組回りも行ってきた。どの労組も驚き危機感を共有してくれた。東交・都労連を先頭に自治労・日教組の労働組合が立てば、安倍や小池の狙いは逆に改憲阻止のゼネストに転化する。動労総連合、合同・一般労働組合全国協を先頭に百万人署名運動などの運動体が連携して、そのうねりをつくり出す責任勢力に飛躍しよう。
(東京北部ユニオン・川原成雄)
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