米子で春闘討論集会 伯備線事故弾劾、ダイ改阻止へ

週刊『前進』04頁(2911号02面05)(2018/01/29)


米子で春闘討論集会
 伯備線事故弾劾、ダイ改阻止へ


 1月20日、米子市文化センターで、動労西日本米子支部の呼びかけで春闘討論集会が行われた。会場には「改憲・労働大改悪に総反撃を! 朝鮮侵略戦争阻止・安倍政権打倒!」「新幹線台車破断事故弾劾! 3月ダイ改粉砕・18春闘勝利!」 の横断幕が掲げられた。
 集会に先立ち米子駅前で街頭宣伝が行われ、改憲反対、国鉄、沖縄、福島、三里塚などの多彩な署名活動に多くの人が協力した(写真)。若い家族連れや高校生のグループが次々と署名に応じてくれたことが特徴だった。
 集会では、冒頭にビデオを上映し、10月衆院選と11月全国労働者集会・改憲阻止1万人大行進を頂点とする2017年の闘いを振り返って18年決戦への決意を固めた。
 動労西日本米子支部長・鷲見貢さんが集会の基調報告に立ち、JR伯備線事故12周年を徹底弾劾した。06年1月24日に発生した伯備線事故は、保線作業中の労働者が時速100㌔で走行してきた特急にはねられ、3人が即死、2人が重傷を負った大惨事だ。05年の尼崎大事故に続く、JRの安全崩壊の極みだった。鷲見さんは、今回の新幹線台車亀裂事故こそ、国鉄分割・民営化以来30年の全矛盾の上に第3の分割・民営化に突き進むJRの根底的破産を示すものだと訴えた。そして、改憲を阻止し、ゼネストで安倍を倒そうと強調し、労働法制改悪阻止・3月大量雇い止め解雇粉砕・非正規職撤廃の春闘ストに決起しようと熱烈にアピールした。
 討論では、地元の福祉職場で労働組合を組織して闘う仲間の報告を始め、活発な議論が交わされた。参加者は、連合を打倒して階級的労働運動の実践に取り組もうと固く意思統一した。18春闘勝利へ、ともに闘おう。
(動労西日本書記・松野博之)

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