中川いくこさんが訴え 4・1三里塚

週刊『前進』02頁(2932号02面01)(2018/04/12)


中川いくこさんが訴え
 4・1三里塚



(写真 市東さんとともに勝利を誓い)


 成田市栗山公園で開かれた4・1三里塚全国集会の前段集会(主催/全国労組交流センターと全学連)で、5月泉佐野市議選に立候補する泉州住民の会代表の中川いくこさんが発言し、三里塚連帯と勝利への決意を表した(写真)。この意気に応え、力を合わせて当選をかちとろう。(編集局)

泉佐野市議選勝利、千代松倒せ
三里塚連帯、戦争を絶対止める

 佃文弘君(全国水平同盟西郡支部)に描いてもらった私の似顔のイラストをあしらったこういうのぼりができました。
 安倍政権がぐらぐらになって、それでも憲法改悪や労働法制改悪に突き進もうとしている。ここにいる仲間のみなさんが、3月末の雇い止め解雇と必死で決戦を闘っている中で、「安倍を監獄へ」を掲げて選挙戦を戦うことを、私は本当にうれしく思っています。

権力に負けない

 先ほど三里塚現地行動隊の方もおっしゃったように、今本当に三里塚闘争が決戦を迎えています。
 請求異議裁判では7月結審、秋に判決と言われています。市東孝雄さんの農地への強制収用をここにいるみなさんが体を張って絶対に阻止する、その決意を固めようではありませんか。
 空港機能強化策が4者協議会で「最終合意」されました。B滑走路の延伸、第3滑走路建設、そして飛行制限時間緩和、つまり飛行機が飛ばない時間をたった4時間半にしようという攻撃に対して、この成田市、芝山町、横芝光町などの地元の労働者住民が黙っているわけはありません。闘いはこれからです。
 三里塚闘争も、関西空港反対闘争も反戦闘争そのものです。巨大な軍事空港の完成を阻止し、国家権力に絶対に負けないという闘いです。この団結をつぶそうとする攻撃を安倍はやろうとしておりますが、私たちは絶対に負けません! 団結をさらに拡大し勝利の陣形をつくりましょう。

国賀さんを継ぎ

 泉佐野市議会では国賀祥司さんが30年間一度も落ちることなく議席を守ってきたわけですが、今回の市議選は「止めよう! 変えよう! 倒そう! つくろう!」というスローガンでやっています。
 「止めよう!」というのは安倍とトランブの朝鮮戦争を絶対に止める。「変えよう!」は、〝命より金もうけ〟の新自由主義の政治は労働者の団結で変えようということですね。「倒そう!」は、安倍とまったく一体の千代松市長を倒そうということです。千代松市長というのは、安倍と同じ日本会議の一員です。千代松は、反戦漫画「はだしのゲン」を小中学校の図書館から撤去しただけではなく、閲覧名簿を見てどの子が「はだしのゲン」を読んだのか探し出して「指導が必要だ」とまで言ったやつです。とんでもない輩で、森友に8億円もまけて土地を払い下げた安倍と一体であり、戦争教育推進者です。高齢者・障害者のことなんかまったく考えずに市の中心部にあった社会福祉センターの土地を市民のために使うのではなく、2月末に不動産屋に売ってしまった。市の職員の賃金を全国で最下位に追い込み、労働組合破壊を続けてきた。許しがたい!
 国賀さんは本当に命をかけてこの千代松市長と闘ってきました。千代松と真っ向から闘う議員が絶対に必要です。来年には新天皇即位、そして改憲発議から改憲の国民投票に向かって動く中で、安倍政権を倒す闘いを進め、統一地方選につながる闘いとしてぜひ5月市議選に勝利したいと思います。
 新しい労働者の党をつくりましょう。4月8日には春闘労働者集会を行います。そして4月14日には福島の佐藤幸子さん、動労水戸の国分勝之さんに来ていただいて、関西NAZEN集会を行います。「安倍を監獄へ」というビラは3万枚とかすごい数で市内全体にまいており、この闘いで絶対に勝利したいと思います。みなさんぜひ、ご支援よろしくお願いします。

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