民営化と闘い命と生活守る団結を  泉佐野市議選 中川いくこさん必勝へ

週刊『前進』02頁(2936号02面01)(2018/04/26)


民営化と闘い命と生活守る団結を
 泉佐野市議選 中川いくこさん必勝へ


中川いくこさん
関西新空港絶対反対泉州住民の会代表
関西合同労組泉州支部書記長、元福祉施設職員


 安倍政権への怒りが全国でわき上がっています。5月13日投開票の大阪・泉佐野市議選は戦争・改憲・労働大改悪に突き進む安倍政権を打倒し、それと一体の千代松・泉佐野市長を倒す決戦です。労働者が主人公となる社会の建設をめざして団結しましょう。中川いくこさんは連日、地域・職場を回って奮闘しています。みんなの力を結集して、中川いくこさんの勝利を絶対にかちとりましょう。

関空に殺されるな! 千代松・安倍倒そう!

 「関空に殺される」----泉佐野住民の切実な怒りの声を聞きます。
 泉佐野市は空港利権に群がる資本に食い物にされてきました。泉佐野市行政は「空港で街は繁栄する」とバラ色の夢をばらまいてきましたが、結局は通過都市でしかなく、漁業・農業、商店街も衰退し、赤字だけが残りました。空港のために、街の姿も、働き方も、生活も、すべて大きく変えられてしまいました。
 歴代市長は公共施設・市有地など「売れるものは何でも売る、上げられる料金はすべて上げる」という民営化で、泉佐野の町を破壊してきただけです。とくに千代松・現市長は、悪名高い「犬税」や保育所の民営化、社会福祉センターの入浴サービス廃止など市民生活をいっさいかえりみない最悪の市長です。
 いま、りんくう総合医療センター(旧市民病院)の赤字問題が大きく注目されています。市民病院は空港関連事業としてりんくうタウンに移転され、2011年に民営化されました。現在、20億円にまで膨らんだ赤字を理由に、組合を無視して職員の賃金をカットしてきました。一方で、病院の土地を、売った額以上の金額で買い戻すなど、もはや理解不能な事態になっています。「命より金もうけ」の民営化の行きついた先です。命を守る医療が危機に追いやられています。市民から身近な医療を取り上げた上に破綻(はたん)させる、こんなことが許されていいでしょうか。千代松は責任をとれ!
 私は、闘う労働組合をよみがえらせ、民営化と闘い、地域住民との団結を広げることが生活と命を守るただ一つの道だと思います。
 国鉄闘争を現場労働者と共に30年間闘ってきた経験をもって、労働者・住民と共に千代松・安倍打倒を全力で闘います。

(写真 青年のデモが元気よく泉佐野の街を行く【4月14日】)

青年の未来かけて闘う
 マルクス主義青年労働者同盟

 4月14日午後、泉佐野駅前に関西青年労働者集会実行委員会の仲間が集まり、「戦争とめよう! 原発なくそう!」と街頭宣伝を行いました。前日13日には米・英・仏が突如としてシリアへのミサイル攻撃に踏み切り、安倍首相はこれを即座に支持しました。さらに、安倍とトランプは日米首脳会談を経て、ますます朝鮮戦争に本格的にかじを切ろうとしています。
 朝鮮戦争になれば、関空が軍事拠点となることは間違いありません。街頭には戦争に対する激しい危機感があふれています。今回の青年街宣は、この怒りに火をつけ、中川いくこを先頭に、職場からの反乱を組織するものです。
 演説に立った青年は、「関空に殺されてたまるか!」と発言。空港ができてから24年、泉佐野市民は徹底的に犠牲を強いられてきました。財政赤字の中で病院や保育所は民営化され、不安定な空港関連事業しか仕事がないので膨大な青年が非正規職にたたき込まれています。こんな現実は絶対に変えたい。そうした青年の思いがこの日の行動に結びつきました。
 さらに、街頭宣伝後、関西青年実行委の仲間は市内を元気よくデモし、夕方に行われた反原発のNAZEN関西集会に合流。雨にもかかわらず、街頭から多くの声援がありました。
 泉佐野で求められていることは、労働組合が職場と地域に登場し、千代松・安倍打倒で闘うことです。
 5月の泉佐野選挙を闘いぬいている中川いくこさんは、関西合同労組泉州支部の書記長です。今年に入ってから、泉州支部は、SOC分会(クリーニング工場の分会)を公然化し、労働者の最先頭で闘いぬいてきました。青年が「中川いくこのように、労働組合に人生をかけて闘おう!」と登場することが、戦争も民営化も止める力になります。
 中川いくこさんと共に闘おう! 中川いくこさんのように闘おう! マルクス主義青年労働者同盟は、全ての青年の未来をかけて、泉佐野選挙戦の最先頭で闘いぬきます!

新たな解放運動を共に
 全国水平同盟西郡支部

 狭山闘争の勝利と解放運動の発展のために、なんとしても中川いくこさんを泉佐野市議会へ送り出しましょう。
 この世の中を回しているのは私たちです。私たち労働者一人ひとりが主人公であり、この西郡から怒りの声を上げようということです。その怒りの声を束ね団結した時、民営化、更地化を止め、支配階級を倒して戦争を止めることができます。そして必ず世の中をひっくり返すことができます。私たちはその先頭に立とうではありませんか。
 旗を立て続けること、絶対反対で闘うことが必ず勝利を切り開きます。中川いくこさんと共に新しい解放運動をつくりましょう。

いまの社会に必要な人
 全国水平同盟高槻支部
 植木団地労働組合

 大阪地裁は昨年12月、高槻市のうそとだましの言い訳を丸のみして、「3億円の損害賠償金を払って植木団地を明け渡せ!」という超反動判決を下しました。しかし、植木団地はこんな不当判決に負けず、大阪高裁に控訴し、闘い続けています。
 富寿栄(ふすえ)住宅=富田地域の解放住宅の建て替えが強行されようとしています。住宅建て替えとは名ばかりの共同体破壊、住宅からの追い出し、更地化です。富田地域再開発とも一体となった、大資本のための「命より金もうけ」の攻撃です。新たな解放運動の力で打ち破ります。
 中川いくこさんは、何度も高槻の地に駆けつけて共に闘ってくださいました。中川さんのような人が今の社会に本当に必要です。泉佐野市議選勝利へ、共に闘います。

中川いくこさんの狭山集会発言

 1977年5月23日、東京の代々木公園、忘れもしません。狭山事件がこの年の8月9日に上告棄却されたんですが、その危機を感じて「上告棄却決死阻止」で50人くらいの部隊をつくって実力闘争やったんですわ。私は19歳で逮捕されて、未成年であることを弁護士にもしゃべらなかったので起訴され、東京拘置所に入ったんです。その後、練馬の少年鑑別所に移されました。
 石川一雄さんがこの実力闘争にメッセージをくれて、私たちが入っている拘置所に向かって宣伝カーが石川さんのメッセージを読んでくれました。
 今も、この時の怒り、思いを原点にして国家による差別・分断と闘っています。全国水平同盟と共に新しい解放運動をつくりだしていきたい。
(3月31日 泉佐野市)

中川いくこの政策

国賀さんのたたかい引き継ぎます
とめよう!
●安倍・トランプによる朝鮮侵略戦争と、改憲をとめよう!
●関空を戦争のために使うな! 関空絶対反対30年の力で今こそたたかおう!
たおそう!
●「命より金もうけ」の安倍・千代松市長を倒そう!
かえよう!
●安倍の「働き方改革」をうちくだこう!
●労働者が主人公の社会に変えよう!
つくろう!
●労働者の新しい政党をつくろう!

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