闘いは進む 青年の職場から 改憲阻むぞ!ガソリンスタンド分会を結成 東海合同労組 坂本晴幸

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週刊『前進』04頁(2965号04面03)(2018/08/20)


闘いは進む 青年の職場から
 改憲阻むぞ!ガソリンスタンド分会を結成
 東海合同労組 坂本晴幸


●安全破壊に反撃開始
 私は名古屋市のエッソブランドのセルフスタンドで働く労働者です。
 新自由主義体制のもと、ガソリン業界も競争が激化し、転じて経営統合などによる独占の傾向を強めています。まさに、レーニンの『帝国主義論』をなぞっている状況です。しかし、資本はそれに飽き足らず、私の働くセルフスタンドにおいて一人体制を基本とした人員体制を敷き、給油客に対する適切な立ち会いなどができないようにし、また労働者に対する低賃金・強労働を強制する、不安全な職場環境を構築しています。
 その惨状に猛反撃をするべく今年2月、ついに東海合同労組ガソリンスタンド労働者分会を結成し、闘いを開始しました。
●安倍も会社も同じ
 現在、分会は不安全な職場のリアルを明らかにし、常時複数人体制を基本とした人員体制に向けた、増員要求を突きつけて闘っています。
 しかし、会社は総務省消防庁通達などの文言を得手勝手に弄(もてあそ)び、「常時監視までは求められてないから増員などはしない」と開き直っています。本当に、許せない!
 現場の労働者は、客の命を預かっている! いざ事故が起きれば、最前線で対処するのは私たちだ! 現場の労働者は、鉄砲玉なのか!?
 職場の安全を破壊している会社の姿勢は、かつて青年労働者や学生、子どもたちを戦場に引きずり込んだ大日本帝国とうり二つじゃないか!
 総務省通達などを弄ぶ会社の態度は、憲法を弄ぶ安倍政権とうり二つじゃないか!
 そんな怒りの中、今回、3度目となる8・6ヒロシマ大行動に参加しました。
 全国の闘う労働者同志からの「豪雨災害は、命より金、命よりも戦争、そんな資本主義による人災だ!」という暴露に、私自身、体を貫く衝撃がありました。
 そして、私が会社との団体交渉の中で感じた、会社と日本帝国主義・安倍政権との相似感は正しかったなと思いました。このことは、私の闘いも単なる安全闘争として闘うのではなく、改憲阻止闘争と相互結合しなければ、敗北するということを、あらためて指し示すものです。
 会社は、増員要求などを拒否し続けていますが、こちらはいよいよ会社を断崖絶壁まで追いつめています。
 闘争勝利! 分会拡大! そして、東海地方の巨大軍勢となって改憲阻止闘争を闘う決意です。東海地方の、すべてのガソリンスタンド労働者よ、団結せよ!

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