改憲・戦争阻止!大行進と一体で10万人読者網建設を 前進経営局

週刊『前進』04頁(2969号04面01)(2018/09/03)


改憲・戦争阻止!大行進と一体で10万人読者網建設を
 前進経営局

(写真 8月27日、ユーチューブにアップされた「前進チャンネル第120回」)

(写真 前進社本社の入り口に設置されている『前進』販売所【東京・江戸川区】)

『前進』が青年と学生の心つかむ

 今、東京の前進社本社の前が熱く燃えています。社前に設置されている無人販売所の『前進』の販売部数が7月から画然と増加しました。これまで社前での『前進』販売は徐々に増え、定期的に買う労働者が出てきました。
 しかし、最近の特徴は若い青年・学生の購入が増えたことです。その多くは、ユーチューブで『前進』を紹介する「前進チャンネル」を見て来た若者です。
 青年・学生がなぜ前進社まで来て『前進』を買っていくのでしょうか? それは、この時代をどう生きるのかの回答が「ガチ」の新聞、『前進』にあるからです。
 まさに、「あらゆる専横と圧制の現われを、警察の暴力と資本主義的搾取についての一つの絵図にまとめ上げることができ、労働者階級の解放闘争の世界史的意義を万人に説明することができる」(レーニン著『なにをなすべきか?』)新聞を求めているからです。

生き方の選択を問う時代が来た

 歴史的生命力を失った資本主義・帝国主義の絶望的延命策である新自由主義は破綻しています。再び世界的なバブル崩壊―世界大恐慌が不可避となっています。こうした情勢の下で、戦争に突き進むしかない安倍政権は、9月臨時国会で憲法改悪案を提出しようとしています。
 6・12米朝首脳会談は「朝鮮半島の平和の到来」ではありません。朝鮮・中国―東アジアの資源・領土・勢力圏を分捕り合う、アメリカ―日本―中国―ロシアの世界戦争―核戦争を促進するものです。
 安倍は、そういう「今の時代に合わせて」憲法を変え、「北朝鮮の脅威から国を守るための自衛戦争」を「自衛隊が担う」と言っています。
 西日本豪雨災害を見て下さい。市町村合併と自治体職員の削減、民営化による地方切り捨ての安倍政治が、200人を超える人々の命を奪ったのです。さらに、通常国会で残業代ゼロ・過労死促進の「働き方改革」関連法案を強行採決し、国家的ギャンブル推進のカジノ法案まで通しました。
 「もう安倍政権の下では生きていけない! 我慢できない!」という労働者・学生の根本的な怒りが渦巻いています。青年労働者・学生は職場・学園での分断や命より金の現実と、改憲で戦争に駆り立てようとする国家政策の根源は同じだと感じ始めています。
 「おしゃべり小屋」と化した国会では何も解決しません。労働者・民衆の荒々しい実力決起、総反乱が求められています。労働組合を中心として国会を数万―数十万の労働者・民衆で埋め尽くすような闘いが必要なのです。韓国ではパククネ大統領を監獄にぶち込んだ「ろうそく革命」が継続・発展し、アメリカでは教育労働者のストライキが拡大しています。全世界で労働者が帝国主義・スターリン主義を打ち倒す革命的決起を開始しています。戦争を止める道は労働者の国際連帯とゼネストで帝国主義・スターリン主義を打倒することです。
 「改憲阻止・日帝打倒」を掲げた改憲阻止闘争は人生をかける価値のある闘いです。この闘いで私たち自身の手に政治を取り戻しましょう。改憲・戦争阻止!大行進運動が全国で始まっています。青年労働者・学生を先頭に、歴史選択=人生選択として、この運動に立ち上がりましょう。

集団的組織者=機関紙の活用を

 労働者階級の先頭に立ってロシア革命を勝利に導いたレーニンの、機関紙活動についての名言があります。機関紙=全国的政治新聞は、「集団的宣伝者および集団的扇動者であるだけでなく、また集団的組織者でもある」。この言葉を実行する絶好のチャンスが到来しています。
 あらゆる水路を通して労働者・民衆との結びつきを強め、力ある運動と組織をつくり出す導きの糸が機関紙活動であり、『前進』10万人読者網の建設です。『前進』読者の皆さんに、『前進』読者会―懇談会に参加するよう呼びかけましょう。『前進』の配達を共同の仕事として一緒にやろうと訴えましょう。
 戦争が現実化してくると必ず革命党の機関紙発刊停止が狙われます。しかし、改憲・戦争阻止!大行進の運動と『前進』10万人読者網建設が一体で進んだら、国家権力のどんな弾圧も打ち破ることができます。
 『前進』が本当に青年労働者・学生の新聞になったら、10万人読者網は必ず実現できます。そのために、党の基本会議で、あらゆる闘いを機関紙拡大の観点から対象化し、現実の拡大に結びつけよう。改憲・戦争阻止!大行進運動の推進と『前進』の爆発的拡大へ突き進もう!

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