団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2969号04面06)(2018/09/03)


団結ひろば 投稿コーナー

根津さん集会訴え労組訪問
 福島市 岩永正義

 私は、8月18日に郡山市で行われた根津公子さんの講演集会に向けて休暇をとって、集会のチラシ、新国鉄署名、ふくしま共同診療所ニュースを持って仲間と2人で小中学校の福島県教組の組合員にオルグに行きました。
 学校を訪問するたびに、車中で「早口で一方的には話さない。安倍批判を入れる。診療所ニュースを組合員分配る。根津さんの1冊100円のパンフレットの購入を提起する」など、会話の内容を検討しながら、1日で12校を回りました。
 夏休みということで、どの学校でも組合員と話すことができました。「日の丸・君が代」闘争や、国鉄闘争、ふくしま共同診療所のことを知らない組合員も多く、多忙化の攻撃の中で組合活動が停滞している状況が感じ取れました。もちろん、じっくり話になる先生もいて、五つの分会でパンフレットも購入していただき、今後の展望もつかめました。
 自分なりに最初のオルグで何かつかめた感じがして、もう1日休暇を取り、学校訪問を行いました。集会参加にはつながりませんでしたが、改憲・戦争阻止!大行進運動のきっかけになる行動になったと思います。
 今回の行動は、最近地区の仲間で始めた「『前進』読み合わせ会」で、改憲攻撃の問題性について教育労働者に伝えたいという気持ちになったことが大きいと思っています。

品川入管で見た難民の現実
 東京 M・S

 先日朝、東京入国管理局(通称・品川入管)に行った時、1階で難民申請に来た外国人たちに高圧的な態度をとっている入管職員を見かけた。そのような態度をやめるように注意したところ、彼は手にしたパスポートの束を示しながら「みんな同じナンバー」という言葉を繰り返した。偽造パスポートを発見したことを誇るかのようだった。
 それを聞いて、あくどいブローカーが、難民として日本に来る人に偽造パスポートを高い金で売りつけているという雑誌の記事を思い出した。
 しかし、同時に難民申請に来た国籍も異なる外国人たち20人近くが、同じ色のパスポート、ナンバーまで同じとは! 金さえ取れば、後はどうなろうと知ったことではないということだ。トルコから船でヨーロッパに向かう難民に与えられたライフジャケットが水に浮かず、多くの死者が出たという話を聞いたことがある。なんと許しがたい貧困ビジネス、難民ビジネスが横行していることか!
 戸惑う難民申請者たちに事情を聞こうと話しかけてみたが、彼らは日本語が話せなかった。入管職員に「彼らはだまされて偽のパスポートを売りつけられた人たちだから高圧的な態度をとるのはやめてくれ」と言うと、「そうですね」とは答えた。
 その20人近くの一団も他の難民申請者と一緒に3階の難民申請窓口に連れていかれた。そのまま入管法違反で拘束され、収容されたはずだ。難民排除ありきの日本の入管行政が、このような貧困ビジネスをはびこらせているのだと、怒りがこみ上げてきた。
 東京オリンピックの「治安対策」が叫ばれ、入管収容所への強制収容・長期収容が激増している。引き裂かれる家族も多い。これも安倍の戦争政治の一環だ。

国際連帯は人とのつながり
 宮城 谷 和司

 私が8・5―6ヒロシマ闘争に行こうと思った問題意識は、改憲・戦争阻止!大行進運動をどのように組織するのかということでした。今年は自分がこれまで参加した8・6ヒロシマとは違っていました。
 とくに8・5国際反戦反核集会は驚きでした。韓国からきた皆さん、アメリカからきた皆さんをはじめ海外から参加した人たちが訴えていたことに驚きました。国際連帯の闘いが次元が違う闘いとなっていると思いました。人と人とのつながりから始まった国際連帯闘争は、闘う労働者の考え方でも共通、ひとつのものになるんだ!と感動しました。「真の平和は帝国主義打倒!スターリン主義打倒!の労働者革命がもたらす」という訴えは本当にすごいと思いました。
 「国際的に団結して大きなものを倒すことが必要だ。人間が人間らしく生きられる社会にすることだ」「労働者の団結です。正規、非正規を問わずに労働者が生きるためには垣根を越えて団結しないと生きられない」「国が違っても、人が違っても、やっぱり労働者はひとつだと思った。参加して良かった」「国、民族にかかわらず、できるだけ騒いで社会を変えたい」「グチより行動だ。国際連帯が強くなれば、他の国の労働者のためにゼネラルストライキをやることだ」「万国の労働者団結せよ!」
 私は国際連帯とは、人と人とのつながりなんだ、ということを今回参加して強く実感しました。いろいろな人の発言と交流から、改憲・戦争阻止!大行進運動をつくりだすための問題意識が豊かになりました。
 広島の仲間の皆さん、ありがとうございました。

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