子どもたちの未来を奪うな 神奈川 教育労働者先頭に集会・デモ

週刊『前進』04頁(2977号01面02)(2018/10/01)


子どもたちの未来を奪うな
 神奈川 教育労働者先頭に集会・デモ

(写真 「安倍も昭恵も監獄へ! 麻生も甘利も監獄へ!」。教育労働者を先頭に改憲・戦争絶対阻止を訴えて行進するデモ隊に、沿道の人々が拍手や声援で応えた【9月24日 横浜市】)

(写真 会場を満杯にする140人の参加者が「改憲・戦争を許さず子どもたちの命を守ろう。一人ひとりが本気になって声を上げよう」と決意を打ち固めた)


 9月24日、横浜市内で「改憲・戦争を許さず命を守ろう! 子どもたちの未来を戦争で奪うな! 神奈川教育労働者集会」を開催しました。会場満杯の140人が参加し、集会後のデモでは、自民党総裁選での安倍3選に怒りの声があふれる中で、多くの人々が拍手で迎えてくれました。改憲を本気で阻止する力を登場させることができ、本当に大勝利です。
 チラシを見て参加した人は、「このチラシは私の言いたいことをみんな言ってくれたから参加した。『安倍も昭恵も監獄へ! 麻生も甘利も監獄へ!』とコールで先生たちが言ってくれて、ほかの集会で感じるもやもや感が晴れてすっきりした」と感想を述べました。教育労働者が自信をもって訴えれば、多くの労働者・市民が深く共感してくれます。私たちの腹のくくり方、構えの変革です。
 50人を超える教育労働者の呼びかけ人を代表して基調報告を行った野本三吉さんは、「教師という仕事は一体何なのか」と問い、それは「子どもたちの豊かな命を受け止めながら、命を育てること」であり、戦争による殺戮(さつりく)とは真っ向から対立するものだと力強く訴えました。そして「この集会は始まりです。一人ひとりが自分の本気の声を上げ、新しい時代のために、今の改憲・戦争への道をなんとしても抑えよう」と述べて「改憲・戦争を許さず命を守ろう」という集会のテーマで参加者全員が固く団結しました。
 藤田城治弁護士の「安倍改憲案を批判する」と題する講演、神奈川新聞記者・石橋学さんの「差別は人を殺す」という特別報告で、国際連帯、在日朝鮮人との連帯が重大なテーマであることも確認しました。
 東京から「日の丸・君が代」被処分者の根津公子さんや北村小夜さんも参加。「処分となる不起立をあえてしたのは、子どもたちに必要だと思ったから。一人が立ち上がれば次の人が絶対に立ち上がる」という根津さんの訴えは、現場から結集した青年労働者にも深い感銘を与えました。
 昨年12月の婦人民主クラブ全国協議会の呼びかけによる桜本デモ、大行進横須賀実行委員会結成を力にした月例デモ、そして県内の全産別の労働者が地域での大行進結成の取り組みを進めてきたことが、この集会の成功の力になりました。
 現場から教育労働者が名乗りをあげて闘いを開始したことが決定的です。命を守るという「絶対反対」の立場で闘いを組織したことも重要でした。改憲との闘いを抹殺する野党共闘路線は、あふれる怒りを結集することはできません。
 何よりも職場で闘うことと一体で大行進を組織したことです。関西生コン支部に対する国家権力の暴力的な破壊攻撃を打ち破ることが改憲阻止、戦争反対の闘いです。日教組の現場に闘う労組を樹立することが改憲阻止決戦を爆発させます。11・4集会に向けて全国の教育労働者とともに、闘う陣形を神奈川でもさらに拡大していきます。
(改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会・品川孝司)

このエントリーをはてなブックマークに追加