米海兵隊が実弾射撃演習北富士演習場に抗議申し入れ

発行日:

週刊『前進』04頁(2987号02面04)(2018/11/05)


米海兵隊が実弾射撃演習
北富士演習場に抗議申し入れ

(写真 北富士演習場の正門前で米海兵隊の実弾射撃演習に抗議を申し入れた【10月25日 山梨県】)


 山梨合同労働組合と、とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会、同・郡内地区連絡会は10月25日、在沖米海兵隊による実弾射撃演習に抗議して、北富士演習場・正門前で申し入れを行った。申入書では実弾演習の中止と北富士演習場の撤去などを要求した。
 この演習は、沖縄県のキャンプシュワブで県道104号を封鎖して行われていた実弾射撃演習を、1997年に北富士をはじめ本土5カ所に分散して実施しているものだ。今回は10月25日が演習初日で米軍約430人、車両約100両、砲12門が使われる。前回2016年11月に北富士演習場で行われた演習と同じである。この事実を見ただけでも、北朝鮮のキムジョンウン体制の転覆を狙った侵略戦争の危機が継続していることは明らかである。
 また、侵略のための人員・物資の輸送能力が高く、事故の頻度が従来のヘリコプターよりはるかに高い輸送機オスプレイが北富士演習場に訓練と称して度々飛来している。安倍政権がたくらむ憲法改悪を断固阻止する決意をもってこの日の申し入れを行った。
 午前8時に演習場正門前に陣取り、演習場を管理する陸上自衛隊東部方面総監部の責任者に、山梨合同労働組合の申入書、百万人署名運動・山梨連絡会と同・郡内地区連絡会の連名での申入書を手渡した。途中、米軍や自衛隊の車両が6台ほど正門前へ来て、米兵が車を降りる場面があったが、われわれの断固たる抗議行動の前に何も手出しすることができず、申し入れ行動が終了した8時15分まで正門前で立ち往生する羽目になった。申し入れ行動終了後、われわれは演習場へ入っていく米兵に対して反戦を訴えた。
(山梨合同労働組合・織田三郎)

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