私たちは、使い捨てのペットボトルじゃない! 「5年で雇い止め」撤回を 12・8みやぎ集会に集まろう

週刊『前進』04頁(2993号02面01)(2018/11/26)


私たちは、使い捨てのペットボトルじゃない!
 「5年で雇い止め」撤回を
 12・8みやぎ集会に集まろう

(写真 11・4全国労働者総決起集会後の銀座デモで横断幕を持つ村岡靖昭さん【前列左】)

(写真 障害者支援を行う村岡さん)


 仙台市社会福祉協議会の有期雇用労働者、村岡靖昭さんは労働契約法で無期転換権が発生する雇用5年を前に解雇されました。「村岡さんへの『5年雇い止め』を撤回させよう12・8みやぎ集会」のビラの内容を紹介します。(編集局)

 すべての仲間のみなさん! 仙台市社会福祉協議会による「5年雇い止め」に対して、村岡さんは雇い止め撤回を求めて仙台地裁に提訴しました。裁判に勝つために力を貸してください!
 わたしも村岡さんと同じ重度知的障害者の施設で働いていました。仕事に誇りを持ち、利用者の成長のために真剣に仕事に取り組んできました。そういうことは何ひとつ評価されず、「5年働いた」ということで、紙切れ1枚でゴミのように捨てられました。このときのことを思うと、今でも、悔しさと怒りで体が震えます。
 有期雇用労働者は、いつまでこのような悔しい思いをしなければならないのですか? 
 村岡さんの裁判は、仲間の支援やお金がなく、声すら上げることが出来なかった、全国で450万人と言われる雇い止めに直面した労働者みんなの想いであり、希望です。
 わたしたちは、みなさんと一緒に裁判に勝ちたい。裁判を通して、有期雇用制度反対の声が大きくなり、政府を動かす力になればと思っています。どうか、みなさんのご支援と集会参加をお願いします。
(仙台市社会福祉協議会職員労働組合 三浦早苗)

雇い止め撤回させ職場に戻りたい!
 原告・村岡靖昭さん

 わたしは、仙台市社会福祉協議会で重度知的障害者の施設「ひまわりの家」で5年間働いてきました。
 わたしは障害者が生きていく上で必要なこと(食事や排せつ、意思伝達など)を支援する仕事を行ってきました。
 相手のことを理解し、信頼関係を築かなければできない仕事であり、「5年で雇い止め」されては、とても成り立ちません。
 仙台市社会福祉協議会は「仙台市からの委託事業(指定管理者制度)で財源の見通しがたたず、経営が不安定だから仕方ない」と雇い止めを正当化しています。
 しかし、「ひまわりの家」は開設いらい、20数年間、社会福祉協議会が請け負っており、私たちを「5年で雇い止め」する理由はありません。
 わたしの職場に限らず、これから毎年のように「5年で雇い止め」が行われようとしています。わたしは、何としても雇い止めを撤回させて、職場に戻りたいという気持ちから裁判を起こしました。ぜひ、皆さんに、ご協力をいただきたいと思います。

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村岡さんへの「5年雇い止め」を撤回させよう
12・8みやぎ集会
●12月8日(土)午後6時30分開始
●仙台市シルバーセンター・第二研修室(6階)
●よびかけ 村岡さんへの「5年雇い止め」撤回を求める裁判を支援する会

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