団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2993号04面04)(2018/11/26)


団結ひろば 投稿コーナー

東海第二再稼働容認に怒り
 茨城 森沢みどり

 11月7日、原子力規制委員会は日本原子力発電・東海第二原発の運転延長を認可すると発表し、再稼働を認める結果になりました。全会一致で認可を決めたという発表について、「原子力〝寄生〟委員会か、原子力推進委員会だ」と水戸市の原電前金曜行動を続けてきた市民からは、一斉に怒りの声が上がっています。
 とりわけ、日本原電副社長の和智信隆の(近隣6市村との協定に)「拒否権という言葉はない」という発言と、そのニヤニヤした態度は「ごう慢だ」と市民の怒りを倍加させました。6市村の首長も「謝罪と撤回がなければ、次へ進まない」と明言しています。しかし、ある意味この副社長の発言は真意なのでしょう。「事前協議により実質的に6市村の事前了解を得る」という協定文書を原電は、いかようにもこじつけ可能と思っているし、そのような文書で形にしたのでしょう。
 県民の65%が再稼働に反対し、県外や全国の仲間が「老朽原発を動かすな」と再稼働反対を支持しています。この現実で、この文書に「誰も再稼働は認めないのだ」という力を持たせることが可能です。
 動労水戸をはじめとする労働現場からの闘い、ふくしま共同診療所、NAZENの反原発の路線、これらを背景にした私たちの闘いが、反原発運動の求心力となり牽引(けんいん)する存在になっています。
 再稼働反対の地元の運動は「副社長のおかげ」もあり、「あんな人たちに未来を任せない」「首長や議員に容認させない。出来る行動は何でもやろう」と意気軒高と次の段階に入りました。

労働組合旗の多さに感動!
 東京 介護労働者 チョコまま

 11月の全国労働者総決起集会は今回で4、5回目の参加になりますが、初めて壇上から会場を見て、労働組合の旗が多いことに「わぁ〜っ‼」と感動しました。
 また、全国からこんなにたくさんの組合の人たちが集まっているんだなということもわかりました。
 多くの労働者が、それぞれの職場で、労働組合として闘っているんですね。
 壇上での発言はよく聞き取れなかったのですが、看護師として過労死遺族の方の闘いは心に残りました。
 労働組合が集まって団結すれば、なにかが変わってくれるんだろうなと感じました。
 毎回警察官の監視がありますが、労働組合の大会が暴動を起こす訳はないのに、かえって右翼団体の方は道路上で爆音を流して、いい迷惑ですよね。そっちの方を取り締まればいいのにと思いました。

許せない日精協会長の暴言
 杉並  HM

 「精神科医にも拳銃を持たせろ」と言って、全国の病者、労働者から指弾された日本精神科病院協会の山崎學は、協会雑誌(今年8月)の巻頭言で言い訳と開き直りを繰り返したあげく「西欧を含め民主主義では国民は幸せになれない」「そろそろ民主主義に対する幻想を捨てねばならない」「憲法改正など重要法案を森友・加計問題で先送りにする暴挙」と息巻いた。これが反動的精神科医の本音だ。この暴言に病者・医療労働者を中心に怒りの声が上がっている。
 山崎は日本精神科病院協会の会長に2010年に就任して以降、協会雑誌の巻頭言を書き続け、それを本にまでしている(『誰も教えてくれなかった』、文藝春秋企画出版)。ほとんど売れなかったこの本は、山崎の反動的差別的言辞に満ちあふれている。ご丁寧なことに安倍の腹心の飯島勲が「これ、精神科医療のホンネだぜ」と帯宣伝をしている!
 もともと精神病者は、資本主義の発展と抑圧の拡大で自然発生以上に増大し、相対的過剰人口そのものとして、病院自身が資本主義に必然の装置になった。本源的蓄積期における都市へ大量流入する「浮浪者」対策として、17〜18世紀のヨーロッパで精神病院が建設されはじめた。
 日本精神科病院協会は1953年の提言で、優生手術の推進とともに、社会防衛のための文化施設としての精神病院を訴えているが、まさにブルジョアジーの本音なのだ。ナチスドイツのT4作戰(精神病者の抹殺)はその延長であり、この山崎の暴言=本音は、現在の安倍政権の改憲の本質をもののみごとにあらわしている。
 精神医療の反動化を許してはいけない。精神病者・障害者解放のため、全ての精神病者、医療労働者は全国全世界の労働者と団結し、改憲と戦争を阻止する闘いに共に立ち上がろう。

10・21闘争でデモデビュー
 大阪 M

 国際反戦デーの10月21日に大阪でデモデビューしました。
 テレビや街中でデモをしている人を見たときは、「うわ〜すごいな〜」とちょっと引き気味でした。
 職場で組合をつくってストライキを闘う中で、自分のことのように怒ってくれる組合員のみなさんの姿を見て、すごくうれしかったです。
 「シュプレヒコール」の言葉が頭から離れず、友達の前とかで「シュプレヒコール」と言いまくっています。「戦争反対」の言葉も印象深く、何でいきなり戦争反対なんやろ?と不思議に思っていました。でも、この小さな会社をいい方向に変えていこうとする意識が、世界の平和につながっていくのかもしれないなあと思いました。
 おかしいことにおかしいと気づくこと、「おかしいぞ!」と我慢せずに発言することが今の日本人には必要なんだと気づかされました。あかんあかん、今のまま黙っていたらホンマに戦争が始まってしまう! と思いデモに参加しました。
 デモ当日は太鼓をたたき、梅田の繁華街を大きな声を出して歩きました。こんなにぎやかなデモは想像していなかったので、お祭りみたいでとても楽しかったです! 梅田の人たちはぼーっと私たちを見ていました。いつか大阪の全員でデモできたらいいなあ♪♪
 今はまだデモの楽しさや発言することの面白さを知り始めたころで、これから日本のことと世界のことを勉強していこうと思います!

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