1・27星野全国集会へ 即時解放へ今が正念場 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表 狩野満男さん

週刊『前進』04頁(3002号04面01)(2019/01/14)


1・27星野全国集会へ
 即時解放へ今が正念場
 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表 狩野満男さん

(写真 昨年の11・25高松市内パレード)

 1・27星野全国集会への結集を呼びかける、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表の狩野満男さんのアピールを掲載します。(編集局)

更生保護委員会に仮釈放決定求める

 2019年は、本当に星野文昭さんを取り戻す決戦です。私は、星野さん解放の希望と緊張に満ちて新年を迎えました。
 1月27日に東京で開く「星野文昭さん今すぐ解放全国集会」に、全国から集まってください。
 2018年の星野闘争は、高松市にある四国地方更生保護委員会への12回を数える申し入れを中心に闘ってきました。井坂巧委員長をはじめとする3人の委員が、星野さんの仮釈放を許可するかどうかを決めます。法的には独立した行政機関ですから、毎回、「あなたたち自身の責任と権限で星野さんの仮釈放をただちに決めてください」と申し入れてきました。対応する磯久隆夫調整指導官は、何を言っても「伝えます」としか答えませんが、それでも彼の中に変化が起きているのを感じます。
 昨年の秋からは、元衆議院議員で部落解放同盟書記長であった小森龍邦さん、弁護士で元参議院副議長の角田義一さん、演劇「ブラインド・タッチ」作・演出の坂手洋二さんらが高松に行って、申し入れを行いました。小森さんが発言すると、磯久氏の背筋が思わず伸びるのを、私は目の前で見ました。
 これらの申し入れを通して、星野さんの健康問題と懲罰が重要な焦点として浮かび上がって来ました。12月の申し入れには、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長が参加され、鋭く迫りました。内田博文九州大学名誉教授の分厚い「意見書」も提出しました。
 私と戸村裕実さんは、共同代表として必ずどちらかが参加して闘って来ました。そして今、「あと一押しだ。ここでやり抜けば絶対に星野さんを取り戻せる」という確かな手応えを感じています。

沖縄の2新聞にも意見広告掲載決断

 沖縄タイムスと琉球新報の2紙に、第3弾の意見広告を載せることを決断しました。昨年に続く意見広告が沖縄においてものすごいインパクトを与えるのは間違いないと思います。
 安倍政権は、沖縄の労働者民衆がどれほど反対しようが、辺野古新基地建設を強行する姿勢を崩していません。昨年12月14日には、ついに土砂投入を強行しました。2月24日に予定されている県民投票の前に既成事実を積み上げ、沖縄の人々にあきらめと屈服を迫ろうとするものです。
 星野さんは、まさにこのような現実を許さないために、1971年11月14日の闘いに決起したのだと思います。星野文昭さんの存在と闘いを沖縄の労働者民衆に示し、星野さん解放と辺野古新基地建設阻止を一体で訴えるのが、今回の意見広告だと考えています。

世界の闘いと共に浅草パレードへ!

 フランスの黄色いベスト運動をはじめ労働者人民の闘いがヨーロッパ全体に拡大し、アメリカでも教育労働者や自治体労働者が次々に立ち上がっています。韓国では、パククネを打倒して監獄にたたき込んだ闘いが、さらに不屈に燃え上がっています。新自由主義とその破綻がもたらした人間社会の崩壊に対して、「もうガマンできない。人間らしく生きさせろ」という闘いが、世界と日本で起きています。
 星野さん解放は、これらの闘いの発展と一つです。安倍政権の改憲・戦争の攻撃に対して、あらゆる怒りを一つに結集し、巨大な運動をつくって行きましょう。
 私の住む杉並区から、ほらぐちともこさんが区議会議員選挙に立候補します。星野闘争も共に闘って行きます。
 1月27日、すみだリバーサイドホールに集まり、浅草パレードに打って出ましょう。
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